今回の秋のサル調査で、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガなどが混群をつくって木々の間をとびまわり餌を捜し求めていた。肝心の哺乳類は最初に出合ったブッシュのために同定できなかった大きな動物と、動物達が残していった糞だけである。糞は、テンのものとタヌキのタメ糞を見つけただけであった。
お昼を食べた場所で、黄色い毛が生えた蛾の幼虫が日溜まりの枯れ葉の上をモコモコと歩き回っていた。これ、ネットで毛虫・黄色で検索したら、リンゴドクガの幼虫とわかった。毒はないようだ。
これは、野生動物探検隊では知られた昆虫であったが、現場では名前がでなかったアカスジキンカメムシの5齢幼虫である。
昆虫たちは、成虫やサナギとなって越冬するものから、幼虫や卵のままで越冬するものまでさまざまだ。秋の日溜まりは越冬しかけた昆虫たちでさえ動き出すほど気持ちがよかったのだろう。
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