アジア、アフリカに生息するニホンザル、ヒヒ、ラングール、キンシコウ、ゴリラ、チンパンジーなどの真猿亜目のサルたちは狭鼻猿と云われ、中南米に生息するマーモセット、タマリン、ヨザル、リスザル、クモザルなどの広鼻猿とは異なる。
狭鼻猿は性的二型(オスとメスの形態上の差)が顕著である。
これは、カニクイザルのメスである。
これは、カニクイザルのオスである。
オスはメスに比べて頭頂部の骨が盛り上がっているのがわかる。
下は、マハレ山塊国立公園で拾ってきた、アカコロブスである。
右がオスで、左がメスである。
明らかに、オスの方が、メスよりも頭頂部が盛り上がっている。
次は、ニホンザルのオスとメスである。
どちらが、オスであるか、もうおわかりであろう。
このような性的二型はゴリラ、チンパンジーにも顕著に現れており、他の特徴としては、オスはメスに比べて圧倒的に大きい犬歯を持っている。
しかし、狭鼻猿のサルで例外が、テナガザルの仲間とヒトである。テナガザルは両性とも大きい犬歯を持ち、ヒトは両性とも短い犬歯を持っている。
さて、前の焼け跡で拾ったキイロヒヒはメスの頭骨でした。
なるほど!!そういえば猿の頭を触るとオスはちょっと出っ張った感じでメスは平らでした。個体差ではなかったんですね。しっかし動物の骨ってどれも美しいですね。見ていてあきません。
返信削除オスゴリラやオスチンパンジーはメスに比べると頭のてっぺん(左右の前頭骨が接した部分の矢状隆起です)がかなり盛り上がっております。
返信削除しばしば欧米の画家が描いた静物画の横に人の頭蓋骨がさりげなく置かれていたりしますが、我家では、クロの頭骨を居間に、カモシカの頭骨をトイレに飾っております。美しいというか綺麗というか、オブジェとして映える感じがします。我部屋は骨だらけなので、整理整頓しなくてはならない。
以前、ローマにある骸骨寺に行ったことがありますが、建物の中の装飾全部が人骨でできていました。人の骨はなぜかちょっと不気味ですが、動物の骨はかわいらしい感じがします。骨の造形は神秘的で完璧だと思います。
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