昨日、ハクビシン?の糞の中に入っていたタネのエゴノキの白い果実です。
フィールドにもありますネ!
見て下さい。ほとんどのこの果実に穴が一つだけ空いているんです。
分かりますか?
はい、マクロで撮ったものです。
エゴノキの果実に空いている穴は、外側が大きく、中にいくほど小さくなっております。
一個の果実には一個の穴が空いてます。
果実を3個持ってきたので、穴に向かってカッターとペンチで半分に切ってみました。果肉の部分も堅く、種子は指を怪我するのではと思うほどカッターではとても切れませんでした。
3個とも、穴は種子のところで止まっております。つまり種子には穴を空けられなかったのです。
果肉を取り去ると種皮の回りには、ビニール状の半透明の皮があり、これを取り除くと褐色の種子が出てくる。種子には穴が空いてなく。
3個の種子をカッターとペンチで割った。
一個は中は空洞、これがペンチでないと割れなかった。
一個は白い胚珠が詰まっていた。カッターで稜に沿って切れ目をいれて割る。
一個はカッターで割れた。中身をつぶれてしまったが、白い芋虫と思われるものだった。
穴は、小鳥が中の幼虫を突付きだそうとして空けたのだが、いずれも徒労に終わったようだ。
それにしてもエゴノキの種皮は何故こんなに堅いのだ、、、、、。
動物が食べて、誤まって種子を噛んでしまっても割れないので、そのまま種子(タネ)はウンチとして排泄されるように動物たちに食べられることによって、種子が堅いエゴノキに進化したのだろう。
しかし、中に入っていた幼虫はどうやって侵入したのか?虫が入り込んだ穴が無いので、花の終わり頃のまだ子房が堅くならない時に侵入するよりないだろう。
以前ボクもしらべたのですが、
返信削除エゴノキの実に穴をあけたのは
エゴヒゲナガゾウムシの可能性があると思います。
種子のなかでイモムシになるようで、
ヤマガラhttp://anthois.sakura.ne.jp/zukan/zu07b/fnqj21-1.html
はエゴノキの種子を割ってそれを食べているところを見たことがありますョ。
エゴノキのドラマ、すごいですねー。
返信削除isa隊員のHPにエゴヒゲナガゾウムシの幼虫が50パーセントの確率入っている写真みて、これならヤマガラが狙うはずだわ、と思えましたね。
ただヤマガラの写真、10月24日の撮影だった。
隊長の拾った実にすでにエゴヒゲナガゾウムシの幼虫は入っていたようですし、いつ産みつけるのだろ。
実に開いた穴、不思議ですねー。
次回、エゴノキ観察してみます。
話は変わりますが、isa隊員の写真がすばらしいので、こんなのばかり集めたページが欲しいですね。
isaさん、takeさん
返信削除コメント有難うございます。isaさんのおっしゃるように、あの穴を空けたのはエゴヒゲナガゾウムシのメスで、彼女が既にあの穴にお尻を突っ込んでタマゴを産んだということが判りました。
だから、穴が一つだったんですね。
幼虫があの堅い殻を破って潜り込むんですね。
有名な昆虫写真家の海野和男さんのデジタル昆虫記というものにその一部始終が載ってます。
今日は、一泊二日の丹沢実習の予定だったが、台風接近で中止。降るなら降れ!明日も学校へ行かなくてはいけない。また、電車だ。