2008年7月11日金曜日

シカの休息場


昨日の丹沢の塩水橋・東峰間の尾根:
急な尾根を登り詰めて、標高950メートルくらいのところで非常に緩やかな尾根にでた。
汗なのか湿気なのか、顔面と言わず、身体中がサウナ状態
下草が少ないのは、増加したシカによる食害のせいと云われるが本当にそうなのだろうか?
環境汚染に弱い下草が、汚染物質を含んだ雨やガスにやられたのではないのか?

そんなことを考えながら黙々と歩いてると、シカが休息をとっていたと思われる場所があった。
その部分だけ濡れないで乾いている。

きっと今ちょっと前まで、ずーとここで休んでいたのだろう。
大きさからして、一頭のオスジカが横たわっていたようだ。
絶えず、辺りを警戒していたのだろう。
今は、ホットして採食しているのだろう。

5 件のコメント:

  1. おもしろいですねぇ
    直接目撃しなくても
    そこがぬれていないから居ただろうと気づくって、
    さすがですね。

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  2. ショボ降る雨の中を
    じっとしているシカはどんな気持ちでしょう。
    それは、逃げたヤマドリもそうですね。

    巣穴などの隠れ家をもたない動物たちは雨の日は雨と一緒で、植物たちと同じ。
    植物は雨の日は嬉しそうだが、、、。

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  3. 丹沢の山はどのぐらいの範囲下草が消えているのですかね。
    木の根が露出して無惨な姿です。シカの総数は?

    これではそのうち湯河原の森にも出没するようになるかも。イノシシはめちゃ多いけど、シカとイノシシの相性はどうなんだろ?

    それと、前ブログのシカ柵、目が細かいと他の動物の行動圏も狭められます。
    どうゆう考えでこれを作ったのだろう。

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  4. take隊員さんへ

    写真で、お見せしたように標高が800メートル以上になると、下草が消失してきております。
    しかし、下草が残っている部分があったりするので、地形などの関係の空気汚染のドーナツ現象ではないのかと考えているんですよ。

    シカの増加による食害によって下草が消失したとは考えられません。北海道の牧場だって、このようにはなりませんよ。

    ヒルが増えたのも、下草が無くなってきたのも、シカの増加ということにされてますが、ぼくの印象ではシカは以前に比べるとかなり少なくなっていると感じております。
    以前なら、シカに出会うのは当たり前なのだ、写真を撮る気にもなりませんでした。
    今は、出会ったら撮ります。

    逆に、イノシシは丹沢では増えていると思ってます。

    今の若手の野外研究者は余りにも山に入らなさ過ぎます。
    歳だ!先日の丹沢での山歩きでの筋肉痛がまだおさまらない。歩いて治さなければ!

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  5. take隊員さんへ

    細かい網目(鶏小屋のものくらい)は、ノウサギ、テン、タヌキよりも身体が大きい動物はお手上げです。

    でも、良くしたもので、そのような中型以下の哺乳類は自分たちが通れる穴を作るん?です。
    アナグマが作って、そのあと他の連中も利用し、イノシシもシカさえも通れるような穴になるんです。

    野生動物はなかなかシタタカですよ。

    しかし、今度の新方式のシカ柵は錆びないようなステンレス製?の金網地面の設置部分から高さ60センチくらいまで張られております。

    動物たちは網の下を掘り返すよりないでしょう。

    take隊員の考えられるように、このようなシカ柵は、植林したスギやヒノキをシカを含む他の野生動物からも守りたいということなのでしょう。

    大規模な植林は、シカやカモシカの餌場を提供してやっているようなものです。
    餌場を柵で囲っても、台風による倒木や水害による土砂流失なので、出入りできるところがすぐできてきます。
    県の予算を使って、意味不明な林道工事や、砂防堰堤工事をやって地元の業者を潤すのと同じように、県費の無駄使いをしている考えております。
    作っても、維持管理は無しです。
    愚痴っぽくなりそうなので、この辺で辞めときます。

    このようなシカの防御策は、ぼくらのような山歩き・自然探索人にとってもこの上なく厄介なものです。

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