学生たちが来るので、実家の幼稚園の教室の生き物を見ていたら、
おもしろいものがイルゾ!と園長をしているアニキが云う。
サンショウウオが水槽に2匹いた。 園児の父兄が、近くの湿原から卵塊をもってきてくれたようだ。
5,60匹の幼生が孵化したが、餌があるのに共食い をするようになり、この写真の個体はどの個体よりも早く大きくなり、生き残っているようだ。
7,8センチの大きさである。
他にもう一匹いるが、そやつは写真の半分くらいの大きさであり、エラも大きくまだ幼生という感じである。
この写真は、綺麗な水の水槽に写して撮った。
ミミズを入れてやると、顔を斜めに曲げて口を開け、ガブリとかぶりつく。両生類とはいえ、その動作は肉食動物のイタチのようだ。
釧路にはキタサンショウウオという釧路湿原にしか確認されていないサンショウウオとこのエゾサンショウウオが共存しているようだ。
同じ湿原で一緒に生活するからには、キタとエゾではいろんな点で異なっている行動生態や形態をしているのだろう。
エゾサンショウウオ、かわいいですね!以前、息子の高校の文化祭で、科学部がトウキョウサンショウウオの研究発表をしていました。実物も展示していたので興味深くみました。生息数が減っているようです。(ムスコはぜんぜんつきあわないのでひとりで見てた)
返信削除ちょっとネットで調べたら、幼生はよく共食いするようですね。
takaさんへ
返信削除ほんと!サンショウウオは目が可愛いです。
兄弟姉妹を食べて、どんどん大きくなるのっていろいろ考えさせられます。
どんな生き物もそういうところも持っていますね。
魚も稚魚の頃はよく共食いをします。
返信削除回遊魚の産卵はプランクトンの少ない場所南方などでやりますが、これは大型プランクトンや他の稚魚に卵や孵化したばかりを食べられないためだと思えます。
でも、結果自分のエサも少ない場合があり、共食いしながら運動能力をつけて、本来の群を形成し、回遊していくのじゃないかと思えます。
サンショウウオの場合、特別入れ物が狭かったのでしょうね。
take隊員へ
返信削除餌の少ない場所で、産卵することにより、卵や稚魚は他の魚たちに捕食されない。しかし、餌が少ないため互いに共食いをして成長していく。
うーん、何か目から鱗がとれたような素晴らしい仮説です。
砂漠のようなところで、わずかな水溜りで卵を産み孵化し、共食いしながら成長していくカエルなどはまさしくtake仮説を証明しているような存在ですね。