2026年9月7日月曜日

アナグマの7個の頭骨について                      About seven skulls of badgers

 手持ちのアナグマの頭骨標本は7個である(図1)。aは幸島でサル研究をしていた渡邊邦夫氏が串間市の道路際で轢死体を拾い、骨にしたものを送ってくれた。bは植物写真家の鈴木庸夫氏が清川村の道路で見つけた死体を貰った。cは友人のYN氏が日高市の地下倉庫で見つけた死骸を骨にしたものを送ってくれた。dは清川村の道路で見つけた轢死体を骨にしたものである。e、f、gは林道や山道で、f、gはこの頭骨だけを見つけ拾った。
図1.上から見た7個のアナグマMeles melesの頭骨
a:串間市 b:清川村 c:日高市 d:清川村 e:鳥屋待沢左岸 f:ハタチガ沢林道 g:ハタチガ沢林道

 aは若い個体で上腕骨や大腿骨の近位端や遠位端の軟骨がまだ骨化していなくて骨体から離れている。bも若い個体だが、前記の部分は骨化シテいる。c~gの個体は矢状隆起が盛り上がっている性成熟した個体だ。e、f個体は老齢個体であり、左右の下顎骨が癒合しており上顎骨から外れない。e個体の下顎の左の3本の切歯は摩耗して骨が覆い被さり、f個体は上下の歯が摩耗しており、下顎の左右の第一、第二前臼歯が摩耗して骨の位置と同じであり、上顎は第一前臼歯が酷く摩耗していて、左犬歯が欠損しそこが骨で覆われている。

 今、上記の渡邊氏から電話で、ハクビシンの轢死体があるが欲しいか?っと云うものであった。連絡してくれて有難いが、断った。ハクビシンの全骨格は持っていないが、彼の手間を考えると仕方がない。更に、「福田今だぞ!ヒグマやツキノワグマの死体を貰うのは、、、、」とクマの骨集めを勧めてくれるが、欲しい。が、大変だ。現地に行って解体処理して、骨を持ち帰り晒骨する。その後自室に保管するとなると、昔の木製のリンゴ箱一つに納まるかどうかだ。連れ合いは、ぼくの電話の後で渡邊氏と話していたが、それはぼくの死後、動物達の骨をどうしたら良いかと云うものだった。後10年は骨を見ていきたい。

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