2026年4月11日土曜日

シカの下顎の第二臼歯外側の突起                       The outside process of the secnd molor in deer mandibul

  シカとカモシカの下顎の頬歯を眺めていて、両者の違いを見極めようとしていた。何だ?っと思える突起がシカの第二臼歯の真ん中の外側にある。シカもカモシカも前臼歯・臼歯の本数は3・3だ。下顎の切歯を見れば一目瞭然にシカとカモシカの違いがある。それはシカの第一切歯が扇を半開きしたように広がって他は犬歯と共に細い、カモシカは第一切歯も他の切歯や犬歯も細いヘラ状で並ぶ(図1)。
図1.シカCervus nippon(左)とカモシカCapricornis crispus(右)の上からの下顎の切歯と犬歯
  しかし、切歯が紛失している下顎骨から、シカとカモシカを区別できないだろうか眺めていた。山で拾う下顎骨は角突起や下顎頭部分がネズミなどに齧られている場合があるので、下顎体だけであるいは頬歯だけで区別できないが眺めていた。
  両者の第一前臼歯と第三臼歯に違いがあることが判ったが、言葉にしがたい。機会があったらアップしたい。すると、シカの左右の第二臼歯の外側に鋭い細い突起が顔を出している(図2&3)。
図2.シカの右下顎の第二臼歯の真ん中の外側に突起
図3.シカの左下顎の第二臼歯の真ん中の外側に突起
  この突起はカモシカには出ていない。エー?っと思い、他のシカの下顎骨も見たら、左右の第二臼歯の外側に突起が出ている(図4&5)。この突起は第三臼歯がまだ出ていない若い個体には当てはまらない。
図4.シカの右下顎の第二臼歯の外側の突起
図5.シカの左下顎の第二臼歯の外側の突起
  もし、皆さんもシカの下顎骨を持っていれば確かめて下さい。

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