2026年1月9日金曜日

ニホンザルの胸椎                       The thoractic vertebra of Japanese macaque

 哺乳類の殆どの動物の頸椎は首の長いキリンでも短いイルカの仲間でも7個の頸椎である。しかし、肋骨が接する胸椎は*ヒトや*ウサギが12個、*イヌ、タヌキ、ハクビシン13個、ニホンザル12,13個、*反芻類は13個、*ウマは17~19個、*ブタは13~17個(*は加藤嘉太郎著「家畜解剖図説」)。胸椎以外の脊柱管の頸椎・腰椎には肋骨は接しない(出ない)。

図1.秩父で射殺されたニホンザルMacaca fuscataの左背側から見た胸椎
1は頭の方で第七頸椎と接し、13は尾の方で第一腰椎と接す
図2.ニホンザルの右腹側からの13個の胸椎
肋骨は各胸椎に接する。だから、13個の胸椎なら片側13個の肋骨がある。が、このニホンザルは12個の肋骨しかない。ぼくらヒトの胸椎は12個なので片側12本の肋骨がある。このニホンザルは異常かもしれない。
が別のニホンザルの胸椎は12個だ(図4)。頸椎は7個、腰椎も7個なので、12個の胸椎は間違いない。ヒトと同じだ。この個体は富津で有害駆除で射殺された個体だ。胸椎の数はウマやブタに見られるように同種個体によっても違うんだ。
図4.右腹側からの若いニホンザルの12個の胸椎
胸椎を取り上げたのは、転倒して右の肋骨を折ったからだ。来週再診に行ったら、また、レントゲン写真を貰おう。

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