連れ合いが妊娠した時に岩田帯と云うものを腹に巻いた。今改めて調べてみると妊娠5ヶ月目の戌の日に巻くようだ。イヌは一度に多くの子を産み育てるので、安産の象徴と云う意味もあるようだ。
図1と2は愛犬クロの骨盤だ。左右の寛骨が恥骨部分で癒合しているのが判る。下から見ると全面的に癒合・癒着している。クロは♂で15歳で亡くなった。もしクロが♀で妊娠したら、図1では上から下へ新生児を産み出すことになる。左右の寛骨が恥骨部分で癒合していれば、出産の時に苦しむだろう。っと思ってきた。
図3.タヌキNyctereutes procyonoides♂の上から見た骨盤
図4.タヌキ♂の下から見た骨盤
クロやタヌキ以外の性不明のネコの骨盤も左右の寛骨が癒合している(図5)。図5.ネコFelis catus性不明の下から見た骨盤
イヌやタヌキ、あるいはネコは一度に複数の子を産む。しかし、左右の寛骨は恥骨結合している。図6は、イノシシの骨盤だ。やはり、左右の寛骨は恥骨結合しているばかりでなく、仙骨と寛骨も癒合している。イノシシも複数の子を同時に産む。図6.イノシシ性不明の下から見た骨盤
複数の子を同時に産む動物種は、産道から容易に出ることができる小さな子を産むから左右の寛骨が恥骨結合していても問題無いのだろうか?あるいは、♂だから左右の寛骨が恥骨結合しているのだろうか?
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