手持ち標本で、真無盲腸目のモグラ、ヒミズ、ジネズミ等の下顎骨をアップさせたいが、これらはいずれも薄っぺらで左右の下顎骨が離れ、ボンドで付着させると少々、歪になっているので、取りやめている。
今回は、有袋類の仲間のバンディクート形目、双前歯目、オモッサム形目をアップする。双翅目の種不明(図2)を除いて、ボンドで左右を付着させているが。バンディクートの仲間は左右が癒合しているが、ボンドで固定したものもある。
臼歯列はバンディクートではやや下顎骨の内側にある、双前歯目では種不明(図2)もフクロモモンガ(図3)も臼歯列は内側に入り込んでいる。しかし、オポッサムではその傾向が見られない(図4)。
図1.バンディクート形目Peramelemorphia 種不明
図2.双門歯目Diprotodontia 種不明
図3.双門歯目フクロモモンガPetaurus breviceps
図3.オポッサム形目DidelphimorphiaハイイロジネズミオポッサムMonodelphis domestica
バンディクート形目と双門歯目種不明はパプア・ニューギニアの熱帯病の調査をしているTTからもらったものだ。フクロモモンガは専門学校の学生から死体をもらい、ハイイロジネズミオポッサムは専門学校の昔の同僚のKNから死体が輸送されてきたものだ。もう、なかなか会えないが元気でいることを祈りたい。
今日の釧路は昔のように涼しい!
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