今年の4月から近くの整形外科で腰部脊柱管狭窄症のリハビリを受けている。腰椎の骨密度は1.534g/㎠で、これは若者と比較して135%、大腿骨は1.072g/㎠で若者との比は102%のようだ。正常値は若者の80%以上となる。この異様に高い骨密度のせいか、レントゲン写真を見ると ぼくの第四腰椎と第五腰椎の一部が癒合している。ヒトの腰椎は5個あり、ニホンザルやタヌキの7個と異なる。第五腰椎は仙椎に接しており、そのすぐ上の第四腰椎と癒合しているのだ。ぼくが、コドモの頃から前屈で両手の指先がぎりぎり床に着いただけなのは、身体の筋肉の硬さと共に腰椎と腰椎との間が癒合しかかっていたのではないかとさえ思ってしまう。
ぼくの骨密度の高さはこの20年近くイヤもっと前から、Ca剤を毎日1錠服用しているせいかなと思っているがどうかな?
この骨密度の高さが第五腰椎と第四腰椎の一部が骨で繋がったのではないだろうか?っと疑っているが、それ以上に腰部を動かさなかったからだろう。
で、動物の骨格で本来なら別々に離れているべき骨が接合・癒合している骨を持つ動物がいる。つまり、ぼくの第五腰椎と第四腰椎のように動かさないためにくっついてしまったのだ。それは後足の脛骨と腓骨だ。
先ず、後足をぼくらヒトと同じように足首を左右前後に動かす事ができるサルから始めよう。図1は二ホンザルの老個体から1歳個体の前から見た脛骨と腓骨である。腓骨は脛骨の外側になるので、各個体の左の腓骨と脛骨が右側である。
図1.ニホンザルMacaca fuscataの前からの脛骨tと腓骨f
A:老個体 B:オトナ C:4歳 D:1歳(軟骨部分の遠位端が欠如)
↑:内顆
図1から明らかなように、ニホンザルの脛骨と腓骨は遠位端と近位端で接するが縫合・癒合はしていない。つまり、サルもヒトも足首から前後左右に回す事ができるのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿