2025年3月4日火曜日

ハクビシンの成長による頭骨、肩甲骨、上腕骨比較        The compare among skulls, scapulas and humer based on the palm civets developments

ハクビシンのオトナ、ワカモノ、コドモの頭骨の成長による大きさの割合を見てきたが、今回は同じオトナ、ワカモノ、コドモのハクビシンの肩甲骨と上腕骨をアップする。これら右肩甲骨と右上腕骨を取り上げたにはオトナ、ワカモノ、コドモの3者の頭骨と同じ個体の同じ部分の骨があったからだ。
図1.ハクビシンの頭骨 上から
左:オトナ 中:ワカモノ 右:コドモ
図2.ハクビシンの右肩甲骨(外側から)と右上腕骨(
前から)
左:オトナ 中:ワカモノ 右:コドモ
コドモの上腕骨の近位端と遠位端は骨端軟骨で骨幹と分離しており、ワカモノ(歯はまだ乳歯の状態)は、上腕骨の近位端の上腕骨頭や大結節が骨端軟骨で骨幹と分離しており、遠位端の上腕骨滑車部分も骨端軟骨で骨幹と分離しているが、遠位端では癒合している部分もある。オトナになると上腕骨の近遠の骨端はしっかりと骨幹を癒合している。

肩甲骨は、形状は殆ど変わらずにワカモノ、オトナと大きくなる。周囲の軟骨部分が大きくなっていくようだ。

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