2025年1月4日土曜日

イヌ属の後眼窩突起は分厚い                The postorbital processes of Canis are very thick

今朝、千葉市の友人TGから日経に載ったナショナルジオグラフィの「迷子犬が遠く離れた飼い主ところに戻る」事についての記事を添付ファイルで送ってくれた。イヌは臭いとともにイヌ自体が持つ磁石によって、数千キロメールも離れたところに戻れる例が載っていた。

それは兎も角、元旦からイヌ科のイヌ属イヌの7つの頭骨を眺め回していたのだ。イヌの頭骨は他のイヌ科の2属比べて誰もがすぐに後眼窩突起がタヌキ(図4)やキツネ(図5)に比べて分厚いことが分かる(図1、2&3)。
図1.イヌCanis familiaris頭骨左側面からの後眼窩突起化(赤線で囲む)
1972年奥湯河原の千歳川の谷間で見つけた
図2.イヌ頭骨正面からの後眼窩突起(赤線で囲む)
図3.イヌ頭骨上面からの後眼窩突起(赤線で囲む)

図4.タヌキNyctereutes procyonoides頭骨左側面から
図5.キツネVulpes vulpes頭骨左側面から

このイヌの後眼窩突起の分厚さは、カイイヌに限ったことではなくイヌ属Canisに特有なものである。参照;Canis(イヌ属) 何故イヌ科のイヌ属の後眼窩突起が分厚くなっているのか、今年の課題としよう。

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