2024年1月25日木曜日

ヒミズとヒメヒミズの切歯の違い The difference of incisors between Japanese Shrew-Mole and Lesser Japanese Shrew-Mole

宮ケ瀬ビジターセンターに勤めていたYAさんからメールを貰った。それは2011年2月4日にアップしたヒメヒミズの事であった。ヒメヒミズは希少種で、西丹沢で3例確認されただけで、東丹沢では未確認のようだ。このヒメヒミズは前年12月の野生生物探検隊の忘年会を土山峠から宮ケ瀬尾根歩きを行った時にやまぼうしさんからプレゼントされたものだ。その時、拾った場所を聞いた筈だが、その記録を残していない。
2011年には身体全体の形状等を比較してアップしたが、上顎の切歯についてはアップできなかった。ヒミズのV状に尖った切歯とヒメヒミズの先が平な切歯をアップする。この切歯さえ見ればヒミズかヒメヒミズはだれもが同定できる筈だ。
ヒミズUrotrichus talpoidesの上顎のV字状の切歯
ヒメヒミズDymecodon pilirostrisの上顎の先の平らな切歯
2011年2月4日にアップしたとき、毛色や前足、後足の大きさの違い、尾の太さの違いなどを取り上げたが、切歯については画像をアップできなかったので、改めてヒミズとヒメヒミズの違いをアップする。

2 件のコメント:

  1. やまぼうしさんは13年前の記録を残しておいてくれた。
    彼女がヒメヒミズを拾った場所は
    煤ケ谷の谷太郎林道に入ってまもなく右に大山三峰の登山口が出てくる。
    その登山道を行くとすぐ両側が畑に挟まれた細い道になる。
    その道で見つけ拾ってくれたのだ。

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  2. fukudaです。
    ヒメヒミズを見つけたのは登山道の南側の畑の中の道との事です。
    標高160メートルくらいの所ですね。
    ヒメヒミズは標高の高い所に生息していることになっているが、東丹沢ではヒミズと同じ標高の場所に生息していることになります。

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