2023年11月23日木曜日

モグラ・ヒミズの細長い肩甲骨 Elongated scapulae of Moles(Talpidae)

多くの哺乳類の肩甲骨と一千を画す程異なっているのが、モグラやヒミズのモグラ科のものだ(図1の左と中)。ずいぶん細長くまるで橈骨、尺骨のようだ。真無盲腸目でもトガリネズミ科のジネズミの肩甲骨はこれまでアップしてきた食肉目や霊長目のものと形状において大差はない。でもやはり細長い。
モグラやヒミズの上腕骨も他の哺乳類のものとは全く異なった形状をしており、特にモグラの上腕骨は骨を見慣れた人でもどの部分が尺骨や頭骨と接する箇所か判断に苦しむ。モグラやヒミズの肩甲骨は地中にトンネルを掘り、トンネル内の生活に適したものになっているのだろう。
図1.真無盲腸目の左右の肩甲骨
左:アズマモグラMogera wogura 中:ヒミズUrotrichus talpoides 右:ジネズミCrocidura dsinezumi

この半年で身体全体の老朽化が激しい。両肩、背、腰が思うように動かせず。昨年までは100歳は軽いと思っていたが、今は80歳までは頑張ろうになった。立ち居振る舞いがスローモーションのような動きだ。このまま老朽化してしまわないように維持・管理をしなくては、、、。

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