2023年7月31日月曜日

夜に香る金香木の花    Flowers of Campaka bleed fragrance at night

台湾に半移住しているYNから日本には無いマグノリアの仲間の花の写真を送ってきた。夜になると甘い香を放つようだ。金香木or金厚朴Michelia champacaと云うようである。ぼくは40年以上前にジャワ島のパンガンダランという保養地で知った。
おもしろい事に今我が部屋で唯一吊り下げられているデンドロビウム・フォーミデブルも夜から朝にかけてかすかな高貴な香を放つ。花に近づかないと判らない。この金香木の花の香が台湾の涼しくなった夜に漂う。以前、タイワンザル調査で台湾に行った時に、陽射しが強い日中は街中を歩いている人は少ない。が、日が暮れると子供も大人も外に出てくるので驚いた事があった。また、夕食は涼しい屋上でとる家族も多かった。
今の日本は昼夜問わず暑い。が、夜の方が昼間よりも陽射しが無いだけに過ごしやすい。これからは暗くなるとネオン街でなくても普通の家でも暗くなると屋外で活動する人たちが出てくるのかな? でも、今はエアコンがあるからそうはならないかな?
YNから送られてきた金香木Michelia champacaの花

2023年7月27日木曜日

カノコユリ    The lily with flowers spotted like fawn

庭のカノコユリが咲いている。蕾が4個あったが、二つは隣との境の鉄柵にぶつかり擦れてすぐダメになった。残り二つもぶつかるので紐でぶつからないようにしたが、隣家の方に向きたがるのは、陽が当たるからだ。年末には球根を掘り出していつも少しでも陽が長く当たるところに植え替えてやろう。
レモンの葉が生き生きとしてきたので、見たら鳥糞のような形のアゲハの幼虫が3匹いた。可哀そうだが葉から落とした。長靴を履いて乾いた鉢物に水遣りをしたが、今までは楽しんで水遣りしていたのに、今年は仕方なくやっている。身体が思うように動かせないからだ。
隣家との境のカノコユリLilium speciosum
あんなに咲いていたオニユリも今見ると1個だけだ。まだ8月に入っていない。真夏はこれからだ。昨日も暑かった。昼寝をしたが、エアコン27度設定にしていたせいか身体が冷えていて眠れなかった。だから、今は庭から戻ったがエアコン無しだ。耐えられなくなったら居間に行けば良いのだ。

2023年7月26日水曜日

ネコに見られている!      The cat is watching me!

以前は5時起きだったが、この頃は4時半起きだ。下に降りて、先ずシャワーを浴びる。朝シャワーを浴びると旅行時のホテル泊まりの目覚めの行動と同じだ。新聞を取り、自室のカーテンを開け、窓を開け放す。庭から朝の冷気が入ってくる。そして、お湯を沸かし、少し大きめのカップでインスタントコーヒーを飲みながら、PCを立ち上げる。
っと!庭から誰かに見られている感じがして、庭に目をやると。ネコが一匹こちらを見ている。椅子に座りながら手を伸ばしてカメラを取り、ネコを撮る(図1)。コヤツは我が家の駐車場の車の下に時々居るネコキチだ。1,2分こうやって睨み合いが続き、ネコキチはゆっくりとスイレン鉢の横を通って行ってしまう。で、ぼくも立ち上がって隣室居間の雨戸を上げカーテンを開け、窓を開けて風を入れる。
図1.網戸越しのネコキチ

 

2023年7月24日月曜日

タイワンホトトギス   Taiwan Hototogisu

今日も暑いが、風があり、爽やかな風が開け放した窓から入ってくる。エアコン無しも久しぶりだ。
昨夕、庭の梅の木の徒長枝を切り、今朝も高枝伐りを使って徒長枝を切った。これで梅の木にぶら下げてているラン鉢にも陽が当たるが、少し間引き過ぎたかな?腰を曲げられないのでフクロ詰めは連れ合いに頼み、シャワーを浴びる。
今、今午後4時、庭のラン鉢を見ると西日が当たり過ぎている感じだ。でも、後1時間も西日は射さないだろう。アゲハorキアゲハが飛び回っているので、せっかく新葉が展開し始めたレモンにまた産卵したのかな?明朝にでも見てみよう。来年こそは花を見たい、実が1個でも欲しい。ぼくが育てたレモンを絞ってウィスキーを飲みたい。
っと思ってレモンの木を見ていたら、タイワンホトトギスの花があった(図1)。
図1.タイワンホトトギスTricyrtis formosana

 

2023年7月20日木曜日

コエビガラスズメの蛹はいつ羽化するのかな?         When will the pupae of Sweetpotato hornworm hatch?

6月12日にコエビガラスズメの蛹をアップしてから1ヶ月以上が過ぎた。コヤツ蛹のままである(図1)。こうやって暑い夏を過ごす訳なのかな?それとも死んでいるのかな?否、死んでいない。触ると尾の方が動く。
コヤツはこれからどうなるのだろう。
スズメガの仲間はホバリングしながら長い針のようなストーロ状の口をホタルブクロなどの花に挿しこんだりするから、これから羽化するのかな?それにしても長い!来年まで?
パソコンの横に乾燥海苔が入っていた円筒状のプラに容れて置いているが、コヤツがいるので、エアコンはつけられず、耐えきれなくなると居間に行っていたが、もうこのところは朝からエアコンだ。
7月20日09:02のコエビガラスズメAgrius convolovuliの蛹
プーチン・ロシアはオデーサに出入する船舶はウクライナに武器を運ぶものして攻撃すると云う。プーチンの言動は自分が悪い事に気づいているのにも関わらず相手を非難する駄々をこねている幼児のようだ。
 

2023年7月19日水曜日

ゴマダラカミキリだ! Gomadara-Kamikiri, a species of longicorn !

 昨日6時過ぎに陽が陰ってきたので、万全の服装で庭に出た。ラン鉢類の水遣りである。このところ暑いので吊り下げている鉢はすぐカラカラに乾いてしまう。水道栓から引いたホースの先に付けた水遣り器の状態を水流が強くないジョウロ状態にしてラン鉢に水を振り掛けていた。っとゴマダラカミキリが鉢から落ちた。

ソヤツを胸のポケットに押し込み、水遣りを続けた。そして、自室に戻り、PCの前に置いた(図1)。我が家の庭で時々見るゴマダラカミキリだ。

図1.ゴマダラカミキリAnoplophora malasiaca
定年退職後畑仕事が日課になっている知人夫婦からこのところ毎日のようにズーキーニ、ナス、キューリ、トマトをもらう。この暑い中の畑仕事は大変だ。Nさんは脊柱管狭窄症で手術をしているし、奥さんは右足を上げることができないと云っている。ぼくが坐骨神経痛になる前は収穫の手伝いに行っていた。今の時季は次々にトマトやナスが大きくなる。だから、朝の涼しい内に収穫するとは云ってるが、大変だ。
先日はぼくが大好きなジャガイモのチビをたくさんもらった。ピンポン玉よりも一回りも二回りも小さなジャガイモをボールに容れて水洗いし、皮の表面の泥を落とし、それを小さなザルに容れて圧力鍋で3分煮て15分はそのままにして置き。中華鍋に食用油を少しひき、細かく刻んだニンニクを炒め、少しニンニクが茶色くなったら、ジャガイモを中華鍋に容れて塩を適度に振り掛けて1,2分炒める。それを大皿に移し、冷たいビールで昼食だ。これ旨いよぉー!我が家は皆大好きだ! でも、毎日は飽きる!

2023年7月18日火曜日

アゲハはレモンが好き!   Swarrowtail-butterfly like lemon

昨日昼過ぎ、涼しい居間から暑苦しい自室に戻って網戸越しに庭を見ると一頭のアゲハチョウがオニユリの花の蜜を吸っている。翅をパタパタさせている。網戸にレンズを付けて始めは撮っていたが、網戸を開いて撮る。キアゲハかとも思ったがアゲハだ。
庭にはアゲハの仲間の食草のユズの木があり、大きな鉢植えのレモンの木がある。さらにサンショウの木がある。何故か、レモンの葉がアゲハの幼虫に食べられて毎年丸坊主状態だ。そのため、成長が悪い。ウィスキーのレモン水割りに植えているのだが、まだ、一度も花さえ咲かない。そのため、一度もこのレモンを味わったことがない。しかし、ユズは何故か幼虫にあまり食われないので、毎年、暮れには近所に配るくらい獲れる。
オニユリの花の蜜を吸うアゲハPapilio xuthus
このアゲハは台湾の友人YNによると尻の様子から♀との事!

2023年7月17日月曜日

キキョウが咲いた!      Kikyou, balloon flower bloomed!

庭に置いている鉢に植えたキキョウの花が咲いた。蕾の時は紙風船のように膨らみ、それが耐え切れなくなって開いたのだ。今、花を撮りに庭に入ったが、足がヤブカに刺されたので痒い。が、この痒みを10分も我慢すると納まる。このキキョウは種子からで、昨年は10本くらい茎が立ったのに、今年は何故か4本だけだ。キキョウは生まれ故郷の釧路でも道端で咲いている事もあり、何となく郷愁を覚える花でもある。
Kikyou Platycodon grandiflorus

今日も暑くなりそうだ!後で庭のラン鉢にシャワーを浴びせよう。

2023年7月16日日曜日

ホッキョクギツネの属名がAlpexからVulpesに!      The Genus name of Arctic fox chaged to Vulpes from Alpex

ぼくは、ホッキョクギツネの頭骨を持っている。これは動物カメラマンのFSさんが、1993年に仕事で北緯71度東経181度にあるウランゲリ島のシロクマの撮影に行った時に氷上に転がっていたものを拾って持って来てくれたのだ。この時はレミングの頭骨や帰路にアンカレッジの空港で買ってきてくれたヌーの上顎の文鎮もある。感謝に耐えない。
このホッキギツネの属名がAlpexだったので、覚えやすかった。ペンネームをアロペックスにしている友人もいる。キツネはVulpesだが、ホッキョクギツネはAlpexなので、しばしば両者の頭骨を見比べていたのだ。それが、先日、ネットでホッキョクギツネの小種名を知ろうと思ったら、属名がAlpexからVulpesになっていることを知った。何と2014年にVulpesになったようだ。
図1.ホッキョクギツネVulpes lagopus

図2.AlpexからVulpesに
ホッキョクギツネはキツネよりも一回り小さく、タヌキの頭骨くらいの大きさだが、後眼窩突起の上からの形状はキツネと変わらない(図2)。また、歯式も3・1・4・2/3・1・4・3でキツネと同じだ(図3、タヌキも同じ)。
図3.ホッキョクギツネの下顎と底面からの頭骨
今日も暑くなりそうだ。ぼくは暑い夏が好きだ!子供頃過ごした生まれ故郷の釧路は真夏でも寒く、夕方以降外に出る時はセーターを着たものだ。8月に20度を超えるのも2,3日くらいだった。しかし、その釧路も7月から最高気温が20度を超えている。釧路の妹は夜は暑くて寝苦しいようだ。もちろんエアコンは無い。しかし、これからの夏を考えるとエアコンが欲しくなってきたようだ。温暖化が急速に進んでいるのだ。北極圏では永久凍土が溶けて海水面が上がっているようだ。ウランゲリ島のシロクマやホッキョクギツネたちも困っていることだろう。

2023年7月15日土曜日

台湾の友人から有尾型のナガサキアゲハ♀      Female Great Mormon with tail from friend in Taiwan

 台湾に半移住している友人YNからLINEで有尾型のナガサキアゲハの♀が赤いサンタンカの花に停まって吸水している写真が送られてきた。YNはもともとはチョウに詳しく、逗子で一つ家で6,7名と共同生活した時にチョウの名前を教えてもらったものだ。

日本ではめったに有尾型のナガサキアゲハの♀は見られないようだ。大抵は台湾からの迷チョウのようだ。ナガサキアゲハは日本産のチョウでは最大クラスだ。もう、何十年も見ていないので、見てみたい。

YNは台湾南東部の台東市から少し北部に入ったところで生活しているが、きっと毎日毎日が子供の頃の夏休み状態のように楽しんでいることだろう。

ナガサキアゲハPapilio memnon♀有尾型
昨日「手もみ」に行って、90分間、足を揉んでもらい。少し、前屈が出来るようになった。しかし、椅子に座って前屈すると左足の太腿がまだ痛い。しばらくは散歩できない。

2023年7月14日金曜日

男が作った宗教が性差別を引き起こした   Religion created by males caused sexism

今朝、庭に面した窓のカーテンを開けると網戸にアブラゼミが停まっている。♂だ!静かに網戸を開けて捕まえたが、ジージーと煩く鳴くし、網戸から引き剝がすのに手間取った。
今年、初めてのアブラゼミだ。この雨曇りの梅雨空が真夏の青空に変わったら周りで煩いほど鳴くだろう。起きてきた連れ合いに見せてから庭に放した。

 狩猟採集生活で、「男は狩り、女は採集」は誤まりらしい(The Myth of Man the Hunter:Women's contribution to the hunt across ethnographic contexts. https://europepmc.org/article/MED/37379261#abstract)

Gender 問題が起きるのは中近東で生まれた宗教が性による役割を規定して性差別をもたらしたからだ。女も男に混じって狩りをしていた。否、女の方が狩りをしていた。ぼくにとっては頷ける話だ。

東南アジア、アフリカ、中国でサル調査をしたが、これらの地域では、朝暗い内から働いているのは女性だ。男たちは気持ちの良い所でたむろしてお喋りに耽っている。昼間や夕方は男たちは駄弁っているか、ゲームをして遊んでいる。食事、洗濯、掃除、農作業は女子だ。

そんな暇を弄ぶ男たちが自分たちに都合の良い宗教を作ったのだ。

2023年7月13日木曜日

側頭骨頬骨突起と頬骨側頭骨突起の関係  The relationship between Processus zygomaticus and Processus temporalis

 今年に入って日中は専ら骨を整理して眺めている時間が多くなった。山歩きが出来なくなったら集めた骨を眺めようとと思っていたが、それが10年くらい早くなっている。散歩しても痛くて思うように歩けないのだ、次第に散歩の距離や時間も短くなっている。

ぼくの右肩が肩鎖関節脱臼になっていて、鎖骨が浮き上がっている。それもあって、このところ肩甲骨と上腕骨、それに鎖骨を眺める事がおおくなった。左右の肩甲骨の見分け方について7月7日アップしたが、誤りだと気が付き、昨日その誤りを正した(左右の肩甲骨の見分け方)。サル類には立派な鎖骨があるが、イヌ・ネコにはないのだ。それが肩甲骨の肩峰・肩甲棘・烏口突起に関係しているのだ。

上野の科学博物館の哺乳類展で撮った写真を見ていて、ん?どうして?ぼくはまた早とちりしていたかな?っと思った。それは、図1のネコの頬骨弓は頬骨側頭突起◎が伸びるが、側頭骨頬骨突起△の下部に入り込む。しかし、両者が接した部分から頬骨前頭骨が上方に伸びる(図1)。

この頬骨側頭突起◎と側頭骨頬骨突起△の関係で、??と思ったのである。

図1.ネコFelis catusの後眼窩突起(前頭骨頬骨突起)〇と頬骨側頭突起◎、側頭骨頬骨突起△
◎と△が結合して頬骨弓となる
図2は、イノシシの頭骨だ。やはり、頬骨側頭骨突起◎と側頭骨頬骨突起△がぶつかったところで、頬骨は側頭骨頬骨突起の下に潜るのと頬骨前頭骨突起が上に伸びる。

図2.イノシシSus scrofaの後眼窩突起と頬骨弓
シカやカモシカでは前頭骨頬骨突起(後眼窩突起)〇が伸び、頬骨前頭骨突起と結合して眼窩輪(眼窩を囲む輪)が形成される。
図3.若いシカCervus nippon♀の眼窩輪形成と頬骨弓
もちろん、霊長目のカニクイザルでも頬骨弓側頭骨突起◎は側頭骨頬骨突起△の下に潜るが、頬骨前頭骨突起は上に伸びて前頭骨頬骨突起(後眼窩突起)〇とぶつかり眼窩輪を形成する(図4)。
図4.カニクイザルMacaca fascicularis♀の眼窩輪形成と頬骨弓
キツネの頬骨側頭骨突起◎と側頭骨頬骨突起△がぶつかり、頬骨側頭骨突起が側頭骨頬骨突起の下に潜る。が、後眼窩突起〇の真下にある◎と△はほぼ同じ高さになっている(図5)。
図5.キツネVulpes vulpesの頬骨側頭骨突起◎と側頭骨頬骨突起△
ホッキョクギツネを見ると、◎よりも△の方が上になっている(図6)。
図6.ホッキョクギツネVulpes lagopusの頬骨側頭骨突起◎と側頭骨頬骨突起△の位置は△が上になっている。

2010年5月に国立科学博物館に大哺乳類展を見た時に撮ったニホンオオカミの頭骨の側頭骨頬骨突起△が頬骨側頭骨突起◎の上にあることに気が付いたのだ。
図7.ニホンオオカミCanis lupusの頬骨側頭突起◎と側頭骨頬骨突起△の関係
△が上だ!上野国立科学博物館大哺乳類展20100528
、、、と他の動物たちの頭骨も気になり、トイレ前の廊下の頭骨棚に置いている頭骨を一つづつ手に取って眺めてた。するとノウサギの側頭骨頬骨突起△が頬骨側頭骨突起◎の完全に上に乗っていた(図8)。
図8.ノウサギLupus brachyurusの頬骨側頭骨突起◎と側頭骨頬骨突起△の関係

頬骨側頭骨突起と側頭骨頬骨突起が癒合して頬骨弓が形成されるが、頬骨弓は下顎骨を上に引き上げるための咬筋が付着するために大事な骨である。虫を主に食べるような無盲腸目の仲間やアリクイ、センザンコウでは頬骨弓は無いかあっても頼りない物だ。さらに、視覚で食物を探すか外敵を探すような動物は、頬骨前頭骨突起が発達し前頭骨頬骨突起(後眼窩突起)と結びついて眼球を守る眼窩輪が形成される。
ニホンオオカミやホッキョクギツネの側頭骨頬骨突起が頬骨側頭骨突起の上になるのは、どのような要因でそうなるのか全く分からない。また、ノウサギの場合は発生の時の眼窩の作られ方が、イヌ、ネコと違うと云う事しか分からない。

2023年7月12日水曜日

一昨年買ったデンドロビウム・フォーミディブルに花が咲いた!     Dendrobium formidible that bought two years ago has bloomed

真夏に咲くデンドロビウム・フォーミディブルが一輪咲いていたので、部屋に鉢を取り入れた。
このデンドロは2年前の夏に近くの花屋さんで捨て値で売らていたので、持っていないランだったので買ったものだ。昨年は買った年に新茎が出ていたが花が咲かなかった。昨年はその茎から40センチを超えるような茎が出ていたので、いつものように5月ごろ油粕の塊を一つ鉢に乗せていた。それが、今年の6月下旬頃に3つくらい蕾が出てきていたが。咲いたのは一つだけだ。
香りがないと残念に思っていたら、今朝4時半に起きて自室に入るとほのかな甘い香りがする。カーテンを開ける時に花に近づいて匂いを嗅いだ。うん、このフォーミディブルからだ。花は大きなカトレアの花くらい大きい。

 ゼレンスキーのNATO批判は当たっている。NATOの弱さを物語っている。さぞかし、ウクライナ国民もNATOの対応にはイラついているのだろう。

今、部屋の窓を開けると庭からの冷気が入ってきた。で、寒暖計をみた。何と28度もある。それでも涼しくかんじる。

2023年7月11日火曜日

蚊が多かったくわくわ森 There are many mosquitoes in KuwaKuwa Grove

先日のくわくわ森では、長袖長ズボンだったが、蚊に顔や手をやられた。山では沢沿いであっても蚊に刺されるなんてないのに、やはり都会地の森だ。我が家の庭も蚊が多いので庭に出る時は首筋、顔、手元に虫除けを塗る。しかし、くわくわ森で蚊に刺されるとは、、、。
ハグロトンボ(図1)がいて、ぼくの小指の爪くらいのアマガエルのチビがいた。蚊が多いのも当たり前だ。モンシロチョウの他にシジミチョウの仲間がいたがなかなか近くに停まってくれず、結局撮れなかった。
図1.ハグロトンボ 
図2.アマガエル
図3.モンシロチョウ
九州や西日本の各地で大雨による土砂崩れや川の氾濫が報道されている。こちら関東地方はもう梅雨が終わったのではと思われるような猛暑がつづいている。インドや中国や欧州やアメリカでも大雨による川の氾濫や猛暑が報道されている。シベリアやアラスカの北極圏では永久凍土が溶けている。今は、地球全体が異常な温暖化による気候変動に晒されている。
本来ならば世界各国が一致してこの地球が置かれている危機的状況に対応していかなければならない。

2023年7月10日月曜日

秦嶺山脈のリス科の動物  A animal of squirrel family in Qinling Mountains

2002年2月に秦嶺山脈の山麓でキンシコウ調査をしていた時、猛禽類に襲われたと思われる頭骨の一部と腰椎と骨盤、尾椎と右大腿骨と脛骨、腓骨(多分あるだろう)そして右足、及び左下肢全部が、一部に毛が残って落ちていた。当時は齧歯目リス科であることは頭骨の切歯と臼歯からすぐ判った。が、西北大学の研究者に訊いても種は同定できなかった。
山へ行けないので骨を眺める機会が多くなった。それで箱を開けている内にこの骨に気が付いたのだ。左右の大腿骨や脛骨があるが、腓骨が見当たらない。食べられたとは思われない。脛骨などを水に浸けて腐らそう。はっきりしたまた、この場でアップしたい。
図1.2002年2月、秦嶺山脈のリス科の仲間の骨
日本のムササビの頭骨と並べて大きさを比べた(図2)。明らかに1センチくらい大きい。1・0・2・3の歯式だ。間違いなくリス科だ。 
図2.秦嶺リス科(左)とニホンムササビ(右)の底面からの頭骨比較
秦嶺リス科の大孔の周りの後頭顆の形状がおかしいと写真を見て気づく。何のことはない、第一頸椎の環椎がそのまま付着しているのだ。ニホンムササビの頭骨と比較したが、ぼくがキンシコウ調査で入った場所には大型のリスやムササビの仲間がいる。リスかムササビか?

このリス科の仲間が猛禽に襲われて食べられたと考えたのは、食肉獣が襲って食べたら、足や背骨の骨も一緒に丸飲みしてしまうだろう。が、このムササビは後肢や骨盤、腰椎が肉だけ剝ぎ取られている。

安倍前首相が斃れてから1年が経った。彼の祖父の代からの旧統一教会と自民党の結び付きは、今どうなっているのか?首相が斃れて旧統一教会の問題がクローズアップされ、旧統一教会へ文科省は質問権を行使した。適切でない場合は解散命令となる。しかし、何だかこのところ曖昧模糊となっている。国民は注視している。

今朝の空は雲一つ無い青空だ。真夏の空だ!何だか、青空の中に飛んでいけそうそうだ。気持ちが浮ついてくる感じだ。

2023年7月9日日曜日

ヤマユリを見て来た!  I went to see Gold-banded lily in KuwaKuwa Grove

昨日、境川向こうの「くわくわ森」にヤマユリを見に行った。ぼくが見ようとしていたユリはまだまだ蕾であった。森の上にある休み台で持ってきたペットボトルの水を飲んでいたら、女の人が一人思わぬ方から来た。こんにちは!っと挨拶をしたが、何だこの人はと不審者を見るような目で無視された。山とは違うんだ!彼女の来た方を見ると白っぽい物が見える。もしやと思い立ち上がって「落葉の道」を歩く。うん、やはりヤマユリだ(図1)!しかし、この位置からはダメなので、再び戻って正面から見える位置までやってくる距離は20メートル以上あるが、このアマゾンで中古で買ったLUMIXは60倍までのZOOMになるので、問題ない。
図1.あったヤマユリ!
ブレないように両足を広げ、カメラをしっかり持ち、撮る(図2&3)。嬉しさが込み上げてくる。あの女の人が来なければこの咲いているヤマユリは見なかった筈だ。ここにヤマユリを見にきたのもやまぼうしさんが奥野林道のヤマユリをアップしたからだ。
図2.くわくわ森のヤマユリ
残念ながら懸案の香を嗅ぐことができなかった。それでも満足だ。
図3.花粉が一杯こぼれ落ちている
帰路が大変だった。余りにも足腰が痛く疲れたので途中の雲昌寺の境内に入り休ませてもらう。帰宅したら4時を少し回っていた。昨年までは30分で往復できたのに2時間以上もかかった。疲れたため、シャワーを浴びて缶ビールを飲むのが精一杯で、早めの夕食を食べ、すぐ寝た。連れ合いが来てお茶を置いて行き、遠くまで散歩したの?っと訊くからイヤと応えた。返事が面倒だった。今も足首、膝、腰、背、肩が痛い。また、「手もみ」行って揉んでもらおう。

2023年7月8日土曜日

オニユリが咲き始めた    Tiger lily has begun to bloom

今日は朝からの曇り空だ。が、庭のオニユリが咲き出している。花弁を全部上へ反り返させるが、まだ一つ残っている(図1)。っと今庭を見たら残りの一つも反り返っている。暑い夏に咲く。この雄蕊の花粉も肌や服に付きやすい。ユリの雄蕊は大きくて、それがユリの花のアクセントにもなっている。
英名を調べたら、Tiger lilyとは成る程だと思ったが、花弁の斑点はトラよりもヒョウに似ている。そうなるとLeopard lilyになる。
図1.庭の日当たりの良い一等地に咲くオニユリ
福島原発の処理水が希釈されて、海に流される。汚染水が全て処理水になった訳ではない。タンク内の水の7割が未だに処理仕切れていないのだ。トリチウムだけを問題にしているが、他の放射性物質はいまだに国の基準を上回っている。これをどう処理していくのか東電は曖昧だ。

2023年7月7日金曜日

左右の肩甲骨の見分け方  How to distinguish between right and left scapulae

肩甲骨を拾って、その肩甲骨が左右どちらのものか区別できるだろうか?図1には左の大きなシカの肩甲骨その上にサルとアカネズミがあり、シカのすぐ右下にはウリボウ、その上がネコ、タヌキとなるが、これらの肩甲骨は左右どちらのものか区別できるだろうか?
手に取った時にすぐに左右どちのものか判断できる。それは図3のように肩甲棘がある方を上側にして関節窩から肩甲骨を見ると、烏口突起が右にあるならば右側の肩甲骨である。烏口突起がはっきりしない場合は肩甲棘が少しでも左側に曲がって(傾いて)いれば右の肩甲骨である。これは真無盲腸目のモグラやヒミズでも確認できた。
図1.シカからアカネズミまでの外側か見た数種の肩甲骨
図2.外側からみたアナグマの右肩甲骨
①:肩甲棘 ②:肩峰

図3.肩甲棘を上にして関節窩からみたアナグマの右肩甲骨
①:肩甲棘 ②:肩峰 ③:烏口突起 ④関節窩
20230711記
上記の結論は誤りであることに気が付いた。ノウサギ、ニホンザル、リスさらにはスローロリスでは当てはまらない。明確に言える事は、食肉目の動物や有蹄類のように鎖骨を持っていない動物には当てはまる。が、霊長類のように鎖骨を持っている動物は、烏口突起も肩峰・肩甲棘も同じ方向を向く。つまり、右の肩甲骨は烏口突起も肩峰も肩甲棘も右に向く。

2023年7月6日木曜日

夏の花、ノウゼンカズラが咲いている!  Flower in summer, Chinese trumpet vine is in bloom !

近くの医院の壁際に毎年ノウゼンカズラの花が咲く。この花をみると50年前を思い出す。その頃の住宅の庭には夏になるとノウゼンカズラのツルが二階のベランダまで覆い、この橙色の大きな花が我が物顔に咲き誇っていた。ノウゼンカズラの蔓で日陰になった縁側でスイカのタネを吐き出している家族を羨ましく覗き見たものだ。恐らく当時はその家の人たちはノウゼンカズラの花を誇っていただろう。が、ノウゼンカズラのツルが余りにも暴れて蔓延るせいだろう。根元から切られて次第に花を見なくなった。今では、探さないとノウゼンカズラが植わっている家を見つけ出せない。同じ様にザクロもそうだ。ついこの間まであんなに真夏になるとザクロの真っ赤な花を見かけたのに、このところザクロの花は殆ど見なくなってしまった。ザクロはどうして植えられなくなったのだろう?
庭木や植栽される花には流行りがある。ぼくはダリアが好きで小学校の頃はよく写生していたものだ。今ではそのダリアがめったに見なくなった。タンザニアに行った時にアルーシャのホテルでダリアが植えられているのを見て懐かしく思ったものだ。キンセンカやフリージアも今では見なくなった。

2023年7月5日水曜日

左右の脛骨の違い   The differences between right and left tibiae

後肢は寛骨と大腿骨、下腿の脛骨や腓骨がある。 脛骨の外側に腓骨がある(図1&2)。ぼくらの足首の内側の踝(くるぶし)は脛骨の内果で、外側の踝は腓骨の外果である(図1)。

図1.前方からのタヌキの左右の脛骨と腓骨
左:左脛骨・腓骨 右:右脛骨・腓骨
:前縁 :内果 ○:外果
図1から見て判るように、左脛骨の前縁は左側(内側)に曲がり、右脛骨の前縁は右側(内側)に曲がる。
図2.後方からのタヌキの左右の脛骨と腓骨
左:左脛骨・腓骨 右:右脛骨・腓骨
脛骨と大腿骨が接する関節面を上から見ると、長趾伸筋、第三腓骨筋の起始腱が走る伸筋溝(図3、4、5、6)の凹みがある。右の脛骨の伸筋溝は関節面の右側にあり(図3&5)、左の脛骨の伸筋溝は左側にある(図4&6)。

図3.斜め上後方かた見たタヌキの右脛骨の大腿骨との関節面の伸筋溝(
図4.斜め上後方から見たキツネの左脛骨の伸筋溝(
図5.斜め上後方から見たシカの右脛骨の伸筋溝(
図6.斜め上後方から見たカモシカの左脛骨の伸筋溝(
以上のように、脛骨の前縁が前から見て左外側に曲がれば左の脛骨であり、最遠端の外側に内果がつく。これはほぼ全ての哺乳類で当てはまりそうだ。しかし、脛骨と大腿骨の関節面の伸筋溝に関しては、手持ちの標本では、アナグマ、イタチ、マングース、ハクビシン、アライグマ、ネコ、ニホンザル、スローロリス、齧歯類、イノシシでは明確ではない(でも、じっくり見れば伸筋溝の凹みを見つけられる)。だから、伸筋溝で左右の脛骨が判断できるのはシカ、カモシカとイヌ科の動物くらいなものかな?

2023年7月4日火曜日

ハンゲショウやマタタビの葉はどうして白い?  Why are the leaves of Chinese lizard's tail and silvervine white?

昨日の散歩で、見つけたハンゲショウ! ハンゲショウの葉を見てマタタビActinidia polygamaを思い浮かべた。今の時季はマタタビも半分白くなった葉を森の中にひらめかせている。
どうして、ハンゲショウやマタタビの今頃の葉は白カビが生えたようになるのだろう。いずれの場合も花が咲く時季だけだ。ハンゲショウはこの時季だけ葉緑体ができない葉があって白くなるようだ(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1350194298)。マタタビは葉の表面に空気が入る事で白くなるようだ(https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3301)。
図1.ハンゲショウSaururus chinensis
 何だか、俄かには信じがたいが、いずれの場合も葉が白くなって虫たちに花の存在を教えるようだ。

真夏の暑さになってきた。庭にはオニユリが伸び蕾も橙色になり大きくなってきている。我が家のオニユリは暮れにスーパーで茶碗蒸しに容れるユリ根を買いその小指の爪ほどの一片からである。今では、ムカゴが散らばり庭に置きっ放しの鉢からも出ている。今、ちょっと部屋から庭のオニユリ数を数えてみたら13,4本はある。今年の暮れには我が家の庭のユリ根を食べてみたいものだ。それには根本に目印をつけなくては?

2023年7月3日月曜日

郷愁をそそるオシロイバナ   Nostalgic the marvel of Peru and/or four o'clock flowr

以前歩いていたコースを散歩した。黄色いオシロイバナだが、ちょっとピンク色が染み出ている(図1)。子供の頃したように花を抜いて蜜を吸ってみる。ん?何の甘味も感じない。
図1.黄色のオシロイバナ
隣にピンクの地に黄色が滲み出ている花がある(図2)。 
図2.ピンク地に黄色が出ている
おー、ピンクの以前からあったオシロイバナがある(図3)。わー、一杯咲いている(図4)。一つ、二つと花を抜いて蜜を吸う。ウン!これはちょっと甘い!今の子供たちもオシロイバナの蜜を吸っているかな?娘たちは飯事(ままごと)でこの花を摘んで刻んでいた。もう、40年も前の事である。オシロイバナは郷愁をそそる花だ。
図3.ピンクのオシロイバナ
図4.オシロイバナが満開だ!