前回は側頭骨の下顎窩と関節後突起に注目したが、下顎骨の関節突起である下顎頭の幅広いのから前後に長いものの二つのタイプがあるだけだ。
図1は下顎頭が幅広のタイプ。モグラ、ジネズミなどの真無盲腸類、イヌ、ネコなどの食肉類、シカ、イノシシなどの有蹄類、スローロリス、ニホンザルなどの霊長類、ハイラックス、ゾウ、マナティなどの近蹄類、オポッサム、ワラビなどの有袋類。
図1.横長タイプ:タヌキの上面からの下顎骨(左)の下顎頭(→)と底面からの頭骨(右)
図2は下顎頭が前後に長いタイプ。ウサギ類、齧歯類。図2.縦長タイプ:アフリカオニネズミの上面からの下顎骨(左)の下顎頭(→)と底面からの頭骨(右)
手持ちの標本ではどうもこの横長タイプと縦長タイプの二つだけだ。但し、センザンコウはどちからと云うと縦長タイプだ。
これらの違いは下顎を前後に動かして食物を噛んで磨り潰す縦長タイプと左右に動かして磨り潰す横長タイプと云える。
今、連れ合いと地方選挙の投票に行ってきた。晴れて気持ちの爽やかな午前中のせいか投票所である小学校の入口が混んでいた。
連れ合いにぼくが足を引きづって歩いているように見えるかと訊いて見たところ、特別そうは見えないとのこと、しかし、自分では左足がスムーズに下ろせないでドンと下ろしている感じなのだ。しかし、今朝からこの2,3週間の内で一番軽やかに歩けている感じになっている。鍼灸施術が効いてくれているのかな?
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