2023年1月26日木曜日

イヌ亜目の側面から見た下顎骨 Lateral view of mandibles of Caniformia

 日本生息の食肉目はイヌ亜目Caniformiaにはイタチ科、クマ科、イヌ科と鰭脚類の仲間と移入種のアライグマ科の動物がいる。ネコ亜目Felifromiaにはネコ科と移入種のマングース科とジャコウネコ科が存在する。今回は陸生のイヌ亜目の動物たちの下顎骨をアップする。

イヌ亜目には、イタチ科にはイタチ、テン、アナグマ(他にオコジョ、イイズナと移入種のミンク)、アライグマ科のアライグマ、クマ科にはツキノワグマ(ヒグマ)、イヌ科にはイヌ、タヌキ、キツネの7種の下顎骨標本がある。

イタチ科Mustelidae     イタチ、テン、アナグマの下顎骨の大きさは異なる(図0)が形状は良く似ている(図1~3)。しかし、イタチはもっとも肉食を行い、次にテン、アナグマとなる。テンは3者の中では一番果実食を食べ、アナグマは食べられる物なら何でも食べる雑食である。それは臼歯が臼状になって表れている。

図0. 左からイタチ、テン、アナグマの下顎骨
図1.イタチMustela itatsi
a:筋突起 b:関節突起 c:角突起
図2.テンMartes melampus
図3.アナグマMeles meles
アライグマ科Procyonidae   アライグマの下顎骨はイタチ科の動物たちやイヌやクマと同じくらいガッシリしている。それは頭蓋骨もそうだ。
図4.アライグマProcyon lotor
クマ科Ursidae 角突起Cが食肉目の他の10種よりもその根元の幅が10ミリと幅広い。
図5.ツキノワグマUrsus thibetanus
イヌ科Canidae   イヌ、キツネ、タヌキの下顎骨の底にあたる腹縁部分が角突起への途中(筋突起の下位部分)で上に折れ曲がる。タヌキがもっとも急に曲がる。アライグマやイタチ科三種でも角突起部分が腹縁よりも随分上にある。この折れ曲がりが持つ意味がまだぼくは判らない。下顎骨を動かす筋肉の付着と関係しちている事は間違いない。
図6.イヌCanis familialrs
図7.キツネVulpes vulpes
図8.タヌキNyctereutes procyonoides
ドイツの戦車やアメリカの戦車がウクライナに供与される。ロシアの戦車とは比べられないほどの能力がある戦車のようだ。戦局が大きく代わり、第三次世界大戦へと進むかもしれない。そうなるとぼくらも今夏まで生き残れるかどうか分らない。

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