前回はコウベモグラとヒミズ、トガリネズミの真無盲腸目の軸椎をアップした。いずれもハクビシンのものの形状と似ていた。今回は霊長目の曲鼻亜目スローロリスと直鼻亜目ニホンザルの軸椎をアップする(図1)。両者の形状もこれまでのハクビシンや真無盲腸目の軸椎とよく似ている。腹側中央に歯突起がお坊さんの頭のようにあり、両肩部分に外側関節面があり、合掌した棘突起がある。
図1.背面上方から見た軸椎axis(第二頸椎)
左:スローロリスNycticebus sp. 右:ニホンザルMacaca fuscata
ただ、これまでと少し違うのは外側関節面がイカリ肩になっていることである。ニホンザルの方が顕著である。このように外側関節面がイカリ肩になるのはサルの仲間は頭骨が頸椎の真上になることが多い(例:木の枝に座ったり、他個体にグルーミングする時)ので、重い頭を支えるためのこのような構造に進化したと云える。尚、外側関節面は環椎(第一頸椎)の内側に接していて、ぼくらが首を左右に回せるのも軸椎がこのような形状をしているからだ。昨日は風邪薬としての葛根湯を飲み、今朝も飲んだのでかなり快復してきた。バンザーイ!
プーチンロシアはウクライナに侵攻して10ヵ月になる。電気、水道、ガスなどのインフラまでも破壊されたウクライナの人々はこの寒い冬をどうにか耐え忍んで欲しい。プーチンはウクライナの前に我が故郷の北海道を狙っていたようだ。どういう理由付けで侵攻しようとしたのだろう。もう、前世紀の遺物のような侵略戦争は犯罪だ!国連が裁くべきだ!
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