2022年9月10日土曜日

早戸川林道を伝道まで歩く  Walk to the Dendo on the Hayatogawa forest road

国際マス釣り場を過ぎて、車をコンクリートでコの字に囲まれた沢のところに置き、GPSをセットして歩き出す。まもなく、ゲートがある。今日は工事のゲートが開いており、林道本来のゲートだけが閉じているのでゲートを横から入る。ゲートから10分くらいで2019年10月の台風19号によって道路が陥没した工事場に着く。川の土手が土砂で盛り上げられて川の流れを変えた土手の上を歩き図1の油圧式ショベルカーのユンボがある場所までくる。
帰路は工事中だった。トラックが生コンを運び、陥没した道路に流し込んでいた。同じようにユンボのところから土手を歩く。
図1.7:06 写真の右にある作られた土手を歩いてユンボの場所
図2.このように早戸川の流れを大きな石嚢を積んで変えている
林道は台風19号の時の土砂崩れによって状況は変わってないが、3回も夏を越したので倒れた木や崩れた土砂に新たな草木が芽生え、ナタが必要なくらい歩き辛い。そんな倒木に目立ったのが薄黄色のキノコだ(図3)。

図3.7:20 枯れ木にキノコ?ホウキタケの仲間?
早戸川の流れがうるさいくらい耳に響く(図4)。空を見上げると雨が来そうな怪しげなガスに覆われている(図5)。あのガスが上がって欲しいと思いながら歩く。おー、ヤマユリだ。タネが作られている。10月下旬になれば朔果となってタネは四方に飛んでいってしまうだろう。
図4.7:29 早戸川の流れ
図5.7:29 何だか怪しげな空
図6.7:36 ヤマユリの果実(紙のように薄い種子がたくさん入っている)
三日月橋に着いた。早戸川を左岸から右岸に渡らせてくれる橋だ。橋は早戸川の狭い峡谷に渡されている。いつもここを通る時に思う。もしこの橋が地震で落ちてしまったらどこで巻いて川を渡ることができるだろうか?
図7.7:40  三日月橋着
図8.三日月橋からすぐ上流を見る
ん?これは倒木からホコリタケの仲間が出ている(図9)。触ると表面が硬い。ホコリタケの仲間はフワフワだ。ナイフで切る(図10)。中は液状だ。これが乾いて粉状の胞子となって飛んでいくのか?しかし、ちょっと気になった。ぼくが触ったところがまるで血が着いたように染まっている。ぼくの右の指を見たが血は出ていない。よく見ると、ナイフで切った皮の部分も赤くなっている(図10をクリックして拡大すると判ります)。ネットで調べたら、イグチ目ショウロ科のキノコのようだ。若い時は食用になるようだ。しかし、枯れ木から発生するとは?
図9.7:48  ホコリタケの仲間だ!
図10. 中は液状になっている。
図11. 8:16 ウマオイがとび出てきた
図12. 8:22 クサボタン
霧雨だったが小雨になったので、以前丹沢観光センターと呼ばれていた「魚止め森の家」の玄関の雨の当たらない屋根の下で、雨宿りをしながら、ヒル取りとすることにした。何故か、玄関前にくたびれた登山靴の片方が置かれてある。忘れるなんて有り得ないだろう。玄関のカーテンが少し開いており、事務室のブラインドが開いていて中が丸見えだ。この家の管理者が来たが、ブラインドを閉め忘れたのかな?
図13. 8:55 森の家の玄関に座って雨宿り

0 件のコメント:

コメントを投稿