2022年6月22日水曜日

広沢寺温泉駐車場から登山口まで二の足林道を歩く  Walked on Ninoashi Forest Road from Koutakuji Parking Place to Climbing Entrance

 車から降りる時も腰に電気が走らないようにとそろりそろりと車から出て立ち上がる。立ち上げればもう大丈夫!前屈する時だけそろりと動くが、他はノープロブレムだ。走ることさえできる。変な腰だ!

弁天の森キャンプ場へ行くゲートのところでヤマユリを撮り、ウグイスの鳴き声を聞きながら、目の前をフラフラ飛び回るミヤマカワトンボを見ながら舗装された道を歩く。大平新大橋の手前でクマノミズキの花が咲き誇っていた(図1)。この橋のところにもテン糞がなかった。再び、登り路を歩いていくと石切り場の跡が近づいてきた。エ?まさか?山にイチョウの木が60センチくらい伸びている。

このイチョウの木を考えながら歩く。タヌキかテンがギンナンを食べてここで糞をしたんだ。でも、どうして山中ではギンナンが剥き出しの糞はあるのにイチョウの木が見当たらないのだろう?このイチョウが育っている場所は陽が当たり、湿気もある。タヌキ糞やテン糞は尾根に多く、陽が当たるが乾燥している。これがイチョウの木が山中に無い理由なのだろうか?

図1.クマノミズキ
図2.イチョウの木
石切り場の跡を過ぎてからガクアジサイが咲いている。この辺りは梅雨時に限らず杉が林道を覆い薄暗く湿っぽい。が、けたたましい声でミソサザイが啼いている。そして、車が停まっており夫婦が何本もの大きなペットボトルに水汲みをしていた。林道ゲートを横から通り過ぎてカーブを曲がると山神隧道だ(図4)。
図3.ガクアジサイ
山神隧道の手前で休憩しようと思ったが、そのままトンネルに入る。トンネルの手前にヤブムラサキが花を咲かせていた(図5)。汗をかいているので、ひんやりした風が気持ち良い。
トンネルを出てすぐ左の斜面にアスチルベの仲間、帰宅後「清川村の花図鑑」を見て、アカショウマだと判る(図7)。鐘ヶ嶽へのスギ林の中のなだらかな登山道の入口(図8)を過ぎ、アジャンタムのハコネシダを撮り(図9)。我が家のアジャンタムは数年振りに株分けをしたら途端に元気がなくなり、一鉢はダメになり、もう一鉢はようやく新しい芽が出てきている。
図4.山神隧道
図5.トンネルの左にヤブムラサキ
図6.トンネルを出るとキリの実
図7.アカショウマ
図8.鐘ヶ嶽へのなだらかな登り口
図9.ハコネシダ
おー、ここにもヤマユリがあった。土石防止の金網の中から出ている。これだとこの株は守られる。花が咲き、種子をたくさん飛ばして欲しい!
図10.ここにもあった!
このような沢で一度カワネズミを登るのを見たことがある。周りはウワバミソウの群落だ(図11)。このウワバミソウの茎を叩いてトロロ状にして食べてみたいが、まだ一度もウワバミソウを食べたことがない。奥湯河原でサルを追っていた時、毎年、北海道の都市名がついた下の旅館の人たちが来て30センチくらい伸びたウワバミソウをたくさん採っていた。きっとお客さんに出していたのだろう。
図11.両側はウワバミソウ
道路上を沢水が流れ下り、ぼくは滑らないよう歩く。まもなく広場のようになった終点だ(図12)。ここに東屋のような休み台があったら一休みしたくなるだろう。橋を渡ると右側に煤ケ谷への山道が続く(図12’)。
図12.二の足林道の終点
図12’. 不動尻 沢を2,3度渡り谷太郎林道を歩いて煤ケ谷へ
図13.ミツバウツギの独特の形の果実
図14.橋の手前のマメガキの花
図15.ユリノキの花
大山・三峰山への登り口に着き、一休みだ。今日は唐沢峠まで行き大沢分岐へと降りてこようと思ったが、ここで買ってきたアンパンを食べたらもうその気力が失われた。腰の事もあるので日和ってしまったのだ。
図16.登山口
帰路は、ゲートの付近の水汲み場で中年男が二人いくつものポリタンクに水を容れていた。マス釣り場の近くのお茶畑で二人がかりで山形の大きな電動ノコギリのようなもので茶の木の剪定をしていた。駐車場について、身体を横に曲げたり、足を延ばしてのストレッチをして車に乗った。このストレッチのせいか腰が痛くならずに済んだ。

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