昨日は、5時半過ぎに家を出たが、どこへ行こうか目的地が決められなかった。それは、1)ヤビツ峠からの大山、2)広沢寺温泉から不動尻方面、3)早戸川林道か伊勢沢林道の三つだ。ヒルがいるので山には入りたくない。なるべく涼しいところ。結局、今の自分の体力も考えて3)の伊勢沢林道になった。7時過ぎに水沢橋を渡った林道ゲート前の駐車場に着いた。先着の車が停まっており、60代くらいの山姿の男性がトランクを開けて歩く準備をしていた。ぼくは彼の横に車を置き、GPSをセットしながら、「どちらへ?」っと訊いた。伊勢沢林道を行き、音見沢を詰めるようだ。彼は、出ていったが、間もなく戻ってきた。今度はぼくが「お先に!」っと出た。
緑に覆われた道を一人で歩くのは気持ちが良い。しかし、何故かいつもより早歩きだ。こんなに早く歩けるのかと思う程である。っとテン糞をみつける(図1)。テン糞を写真に撮っていると、先ほどの男性に追いつかれる。ぼくが動物糞を写真に撮り、拾っているのを見て、興味を持ったようでアナグマを今年は4度も見たとか、これからいく音見沢右岸にはクマ棚が多いと話しをしてくれる。彼は、沢登りが好きなようだ。夏の沢歩きは涼しいらしい。ぼくのような尾根歩きは陽にさらされたサウナのような中を歩いているようなものだ。沢歩きができるなんて羨ましい。っと二人で荒れた林道を歩く。彼はぼくを年長とみて歩きやすい箇所を歩かさせてくれる。
図1. 7:38 テン糞1
また、糞を見つけたので、彼と別れるが、彼はちょっと戻ってきて「私はAraiといいます」、「ぼくはFukudaです。ブログをやってます」と彼はストックをつきながら行く。彼は富山の方にも居たようだ。しばらくはAraiさんの事を考えながら歩く。彼は、ヒル対策はどうしているのだろう?沢沿いの方がヒルは多いだろうに、、、、。図2. 8:03 テン糞2
今度は新しい糞を見つける。動画にして彼の名を忘れないように吹き込む。音見橋を過ぎる。彼は音見沢を歩いているのだ。音見沢なら一緒に歩いてみたいものだ。図3. 8:06 テン糞3
焼小屋橋を過ぎ、焼山の方が見える箇所があるので、空を見上げる。
図4. 黍殻山・姫次ぐ方面
図5. 8:28 焼山方面
Araiさんはこの空の下の沢を歩いている
変形菌のあのオオムラサキホコリの子実体をまた見つけた。しかし、9枚も撮ったのに一枚もピンが合っていない。でも、不思議!今まで全く気が付かなかったこの変形菌にまた出遭うなんて!きっと今までも何回も見ているのだろうが、目に留まらなかったのだ。そんなモノや事がたくさんあるだろう。
図6. 8:50 オオムラサキホコリ
図7. ホタルブクロだ!
9:05 林道終点に着く。ここで止めることにして、ブランチにする。
図8. 9:05 伊勢沢林道終点
ここから前の斜面を沢にそって右に巻くように歩いて伊勢沢を詰めることができる。
図9. 沢を見る
これまでなら、沢に下りて顔や手を洗うのだが、この沢を下りることができない。滑るのではないかと怖いのだ。何年か前には4,5本の缶ビールが冷やされていることもあった。それよりもぼくはこの右岸に岩場にとりついで登り、尾根に出て姫次まで歩いたこともあった。今は、とても無理だ!ガスストーブを出して、お湯を沸かしラーメン半分を折り、それとオニギリ一個を食べる。帰路、さらにテン糞2個を拾う。が、帰宅後、足、腰、背と身体中が痛い。シャワーを浴び、缶ビールを飲んで昼寝をしても身体の痛みは取れず。あー、そいう身体になったんだ。でも、今朝は全く痛み無し、朝の爽やかな空気の中でこれをアップした。
きのうはありがとうございました。歩く後ろ姿がかなりしっかりしておられたので、元山屋さんのかたかと想像していましたが、おしごとをうかがって納得しました。
返信削除クマ棚の件、音見沢の左岸尾根の南面側におおかったとおもいます。それと右俣と左俣とをわける中間尾根上にも。棚はコナラばかりにありましたが、伊勢沢林道のすぐ下とお伝えした1か所の木は枝のかんじからクルミだったかもしれません。
昨年6月に仏果山でアナグマとはじめてであって、さらにこの春以降水沢川周辺で集中して4回もであい、こんどは動物研究をされている方にまでお会いするなんてと、ちょっとおどろいています。
あのあと、昼食をとられた林道末端までわたしもあるいて、ゆっくりゆっくりと沢どおしに稜線にぬけました。稜線には気持ちのいい風がありました。
そとしごとさんへ
返信削除わぁー、このブログを見てくれたんですね。
ありがとう。
そうですか!伊勢沢を歩いて稜線に出たのですか!
凄い!羨ましい限りです。
ぼくは、山歩きが好きなのですが、バランスが極端に悪くなっています。
でも、出来る限り山を楽しみたいです。
次回もどこかでお会いしたいです。
お元気で!