プラスチックの透明の筒にいれたオオムカデ
このオオムカデの仲間、テンがもっとも好んで食べる節足動物と云える。四季を問わず、テン糞の中にはこのオオムカデの外皮がそのまま出てくる。小指から薬指くらいの太さのテン糞に多い時には5,6匹食べたと思われる外皮がそのまま出てくる。春の糞ならヤマグワの果実と一緒に、あるいはモミジイチゴの種子と一緒に糞に含まれる。もちろん、冬季のテン糞でも果実の種子と一緒にオオムカデの外皮が一匹分そのまま出てくる。ぼくは、オオムカデは枯れ葉や枯木の下、あるいは動物たちが土中に開けたり、掘ったりした巣穴のような穴にたくさんいるのではないかと思っている。テンはそれを食べるのだ。テン糞に含まれる節足動物では昆虫のカマドウマも多い。オオムカデもカマドウマも同じような陽が当たらない場所にいるのだろう。それをテンが見つけて食べる。テンはムカデやカマドウマをどうやって感知して食べるのか?視覚や嗅覚ではなくヒゲによる触覚ではないだろうか?
何と、このオオムカデ捕まえてから三日目でエサをやっていないのにまだ、元気だ。数年前の学生にオオゲジゲジを捕まえてペットとして飼っていた男子がいた。このオオムカデ欲しい人がいるかどうか、来週学校で聞いてみよう。
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