奥半谷林道からちょっと登ったら浅間神社の参道だった。ここからは知った道だ。一歩一歩足を前に出す。昨年の10月位からかイヤもっと前からだ。左足の大腿骨と骨盤の接点付近が電気が走ったように痛い時があるのだ。おかしい、山歩きでも痛くなるなんて!と云うのは、ちょっとした風邪気味でも、体調がすぐれない時でも山歩きをすると快調になるからだ。
それは、ともかく、まるであのイノシシのようにゆらゆら歩いている。もう、他の人たちと一緒にはとても歩けないっと思いながら左足に力を入れないように歩く。テン糞だ。しゃがんでコインや葉を置いたり、糞を拾う時に左足の付け根が痛い。ん?マメガキを食べているんだ!
図1. 9:44 テン糞3
間もなく、見晴らしの良い大岩がある場所にやってくる。ここからは大山山頂が見える。ここにある道標が倒れて久しい(図3)。岩の上に以前はリスの食痕がたくさんあったり、タヌキ糞があったことがあったが、今は無い。
図2. 9:54 大山山頂が見える
図3.道標が倒れている
この見晴らしの良い場所から平坦な尾根の道沿いにタヌキのタメ糞があったのだが今回は跡形もない。階段を登っていると上から軽やかな足取りで走り下りてくる女性がくる。トレイルランのスタイルだ。小さなバックを背負っている。こんにちは!っと互いに声をかける。長い、階段だ!幅が狭いので踏み外して下まで転げ落ちたら大変だ。休み台があったので、一休みだ。このハイキングコースでもある参道を登って初めてここで休む。サーモスに容れてきた熱いお茶を飲む。ん?朝日の中に糞が見える。テン糞だ!拾うのも一苦労する。さぁー、あと一息で神社だ!図4.10:46 テン糞4
10時46分、浅間神社の境内に着く。ぼくは神社をバックに自撮りをしようとカメラをセッティングしていると階段方面から人の足音がし、20代の若者が登ってきて挨拶をして、そのまま鐘ヶ岳の方に行く。ここに辿り着いても休まないなんて若者のエネルギーは信じられない。
まだ、15日前なのでぼくが子供頃ならまだ松の内だ。お賽銭を投げ込んで今年も宜しくとお詣りする。
図5. しめ縄が新しい
鐘ヶ岳の手前でテン糞だ!拾って、少し登ったら鐘ヶ岳の山頂だ(図7)。
図6. テン糞5
図7.11:00 鐘ヶ岳山頂
山頂で、お昼にしようかと思っていたが、素通りだ。なだらかな下り道だ。下から大きな話し声が聞こえてきた。家族連れが来たっと思ったが、70代の夫婦であった。男は暑いのだろう。上半身は下着姿で腕捲くりまでしている。これから、鞍部に出るまでテン糞やタヌキのタメ糞があるので見落とさないようにしよう。しかし、1個も無かった!
11時32分、鞍部に着く。横浜・東京方面を遠望する。この道標の方に下りると簡易トイレがある。この道を行くにはぼくの今の左足ではちょっとおぼつかないので、裏へ廻るらくらくコースを下ることにする。
図8. 横浜方面を遠望、モヤがかかっている
11時50分、二ノ足林道に下りて、すぐ山神トンネルだ(図9)!トンネルを潜って林道を下っていくと、参道を歩いている時から聞こえていたチエンソーの伐採の音が大きくなってきた。一人の白い上着をきた登山者が登ってくる。路上のキャタピラのクレーン車が伐った木材を引いている。ぼくが近づくとクレーン車の運転台の人が手でどうもっと挨拶をする。ごくは頭を下げて気持ちだけ小走りして通り過ぎる。伐採のため、車の通行を制限している看板が立っていた(図10)。図9. 山神隧道
図10. 2月26日まで車両通行止め
9キロの行程を4時間半かかって歩いた。左の股関節がオカシイ。明日は整形外科に行ってレントゲンを撮って診てもらおう。15日の朝一番で、すぐ近くの整形外科に行った。足を横に上げたり、屈んだり、反らされたり、あお向けになって足を上げされたり、絵の具筆のような物で脛の両側を擦られたり、レントゲンを撮ったりした。大腿骨骨頭と接する寛骨臼、つまり股関節は問題が無い。但し、腰椎と腰椎との隙間(椎間板)が狭くなっていて、座骨神経を圧迫しているようなのだ。え?それで電気が走ったように痛くなるの!これは、親父と同じだ。しかも親父も左の坐骨神経痛で苦しんでいた。我慢できないほど痛い時は神経ブロック注射を打っていた。えー、参った!親父と同じ苦しみを味わうようになるなんて!
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