2020年11月27日金曜日

伊勢沢林道・奥野林道を歩く2)  Walked on the Isezawa and the Okuno forest road 2)

伊勢沢林道を歩こうと思ったのは二つの理由からだ。一つはケンポナシの種子をテン糞の中に見つけたいことと、他は奥野林道で靴紐を木の枝に縛って印を付けていたところのヤマユリの種子を採ることであった。
ゲート脇をすり抜けて朝露で湿った枯葉が敷き詰められた林道を歩き、桃ノ木林道への道を過ぎ、橋の上から堰堤下の滝壺の中に5、6匹の10センチ前後のイワナ?ヤマメ?あるいはニジマスが泳いでいるのを見て、足を進める。軍手をしていないと手がカジカミそうだ。
テン糞だ! やったね!色からしてもしかしたらケンポナシの種子が入っているかも?財布の中に500円玉1枚しかない。500円コインを糞の大きさ比較の為において、ササ(ササの名前不明)の葉を撮った糞の目印としておく(図1)。どうもこの頃はテン糞を見つけると嬉しい。それは持ち帰って洗って内容物を調べる楽しみがあるためなのかもしれない。
図1.8:46 テン糞

アオツヅラフジの房状になった実が林道上に落ちていた。上を見上げたがツヅラフジの蔓は見当たらなかった。アンモナイトのような独特の形をした種子を見ようと思って潰したが、、、、。
図2.アオツヅラフジの実が落ちていた!

図3.9:07 晴れているがちょっとガスっている歩いてきた方を振り返る

図3’.9:07 林道は落ち葉で埋まる

道路際に大きなスズメバチが翅を震わせながら歩いている。こんな大きなスズメバチは今まで見たことがない。寒さで活動が鈍っているようだ。しかし、飛んでいった!あのスズメバチは越冬し忘れたのか?少し、温かいので出てきたのかな?
図4.9:09 随分大きなスズメバチだ!

シカ糞が林道上に散らばっていた。新しいようだが、朝露に濡れたようだ。
図5.9:20 朝露に濡れたシカ糞

図6. 9:21 やや紅葉だ!
っと、林道上の石の上にテン糞だ!サルナシを食べたので、果皮が消化されないでそのまま排泄されている。これがサル糞だとサルナシの果皮は消化されて、種子と果皮や果肉が分解・消化された細かな繊維状のモノが大半だ!
図7.9:25 明らかにサルナシを食べたテン糞だ!
音見沢橋に辿り着く。ここで休もうと思って歩いてきたが、日陰なのでそのまま進む。焼小屋沢橋も通過。
図8.9:43 焼小屋沢橋からみた沢の流れ
焼小屋沢橋を過ぎて緩やかな登りのヘアーピンカーブの手前で黍殻山方面を振り返る。こんど正確に地図とコンパスでここから見えている稜線の山はどこなのか確かめよう。
図9.9:47 焼山・黍殻山の稜線を仰ぎ見る
日向に出たので、一休みだ。スポーツドリンクを飲み、ストックをザックから外して伸ばす。地図やコンパスは持っているが、地図は見ずにこれから伊勢沢へ降りるルートを頭の中に浮かべ、久しぶりの記念写真だ!セーターを脱ぎ、ヤッケを着る。このヤッケは卒業生のKuribayashiさんから貰ったもので専門学校のネームがついている。これを重宝している。
図10.10:06 一休み
奥野隧道の鳥屋側に車を置いて歩き始めたのが8時6分、ここまで2時間も掛かっている。60代の時なら1時間くらいだろう。これだも学生との実習は息が上がる訳だ。自分のペースでゆっくりだ。これから伊勢沢右岸を走る尾根の813と702の間の鞍部を目差して沢を下る。準備はOKだ!

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