今日、午前中にヒサカキHisakakiEurya japonicaの木を散歩がてらに探しに出掛けた。もう、何年も前に境川沿いの鯖神社の側にヒサカキの生け垣があったのを憶えていたからだ。それが鯖神社の参道(図1)であったかな?っとも思い参道の周りの木々を見ながらゆっくり歩いた。が、無い。神社から出て直ぐの家の生け垣がヒサカキだった(図2、2’)。果実もつけていた。が、汚れた黒紫色ではなく緑色だった(図2)。まだ、完熟していないようだ。
図1.今田鯖神社 何かすっかり雰囲気が変わった
先ず、写真を撮り、その図2の実を左手で採った(図3)。帰宅して実を割って、種子を調べた。興味深い事に大きい実には種子が17個(図4)、小さい実には種子が5個あった。しかし、種子の大きさは果実の大きさに関係なく同じ大きさであった。ぼくは小さい果実には未熟な実が入っているだろうと思っていたのだ。図2. ヒサカキEurya japonicaの実
返信削除ヒサカキの実、やはりまだ緑色ですね。種子も若い。
でも時間がたって乾いてくると網目模様が出てくることもあるようです。
落ちて少し乾いたものでも食べたのでしょうか?
うーんわからないですね。。
k-ta隊員へ
返信削除今、再び標本にしているアップしたヒサカキの種子を取り出して、観察しました。
網目模様が出てきており、「図鑑」の通りです。しかし、色は明るい褐色から変わらない。
テンの腸内を通って排出されるときには、まだ未熟の果実の種子でも色が褐色に変わり、網目模様も出て来るが、青い未熟の果実の種子をそのまま取り出しても少し時間(日数)が経つと色は変わらないが網目模様が出て来る訳ですね。
ということは、種子が動物の腸内を通ることで、種子の成長を促し、排泄される時には発芽の準備が整えられていることに繋がるのかな?