2020年8月29日土曜日

久し振りのテン糞  The marten's droppings after long time

先日歩いた伊勢沢林道の続き:車を置いたのが奥野隧道を出て、通行止めの看板が出ている前に車を停める(図1)。この通行止めの場所、せめてもう100メートルくらい奥に入ったところに移してもらいたい。トンネルの開口位置に近いので車を停めるスペースが足りない。
歩いているとバイクが水沢橋の方からやってきた。ぼくに「釣りですか?」と聞いてきたので、「イエ、山登りです」と応えるとそのままバイクは通行止めの方に行った。両手にストックと持っている姿を見れば釣りでないことはすぐ判る筈だと思いながら歩く。
図1. 水沢橋方面の通行止め
テン糞を3ヶ所で見つけた。いずれも水沢橋まで行く途中であり、おもしろいことにテンなどの食肉目の糞は伊勢沢林道でも山道でも見つけられなかった。
図1.7:25 テン糞1
セミの肢・口部、小さな種子・1センチくらいの青黒い果皮
この種子はヒサカキ?(下図)
図1'. ヒサカキの種子?
図1'の種子を見た時は、表面のイボイボ状態からサルナシorマタタビと思った。が、サルナシの種子に比べると小さくて形が不揃いだ。マタタビかと思って、k-ta隊員からプレゼントされたマタタビ種子と比べたが、形があまりにも不揃いだ。鈴木庸夫他著「草木の種子と果実」誠文堂新光社を見た。ヒサカキの種子に似ているがどうだろうか?
この種子がテン糞1~3に含まれていた。大小さまざまで色も小さい種子は薄い褐色なのはヒサカキ?の果実が未熟のものが混じっているという事だろうか?
図2.7:32 テン糞2
クワガタムシ足・触覚・頭部部分・腹部、ヒサカキ?種子・果皮
図3. 7:38 テン糞3
42mmの細い触覚・肢、ヒサカキ?種子・果皮
図3'. ヒサカキ?の種子と共に出てきた甲虫の肢と触覚
細く長い触覚からどなたか同定できるかな?判ったら教えて下さい!カミキリの仲間と思ったが、カミキリの触覚なら節がありもっと太い。

3 件のコメント:

  1. この触覚、KenkoのDO-Nature STV-40Mで観察すると節がみえる。しかし、肉眼では節が見えない。手持ちの図鑑を見ていてクロオビヒゲナガゾウムシの可能性もあるかな?っと思いました。

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  2. 虫についてはお手上げです。クロオビヒゲナガゾウムシ? ネットで見てみます。

    種子はヒサカキのもののようですね。ただ小さいものはわからないです。。。

    青黒い種皮があったとのことで、ヒサカキの種皮かなあと思いました。けどもうそんな熟しているんですね。

    と言って8月も終わりです。季節だけはちゃんとすぎていきますね。

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  3. k-ta隊員へ
    コメントありがとう!
    ヒサカキにしてももう果実が熟している?
    ちょっと信じられません。
    小さい種子も同じように大きい種子とテン糞に入っていたので、
    これこそまだ未熟の種子かな?って思っていました。
    一週間以内にヒサカキの果実を見つけて種子を確かめたい。

    東丹沢も雨が少なく暑いので林床がカラカラに乾いていて先日はヒルに出遭わなかった。
    暑さとコロナで自粛して家で呑んでばかりおります。

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