昨日二の足林道を広沢寺温泉駐車場から大山・三峰登山口まで歩いたら、林道の両側にはたくさんニガイチゴRubus microphyllusの実がなっていた(図2)。実を採ろうとしてトゲだらけの枝に間に手を入れただけで、熟した実が落ちる。片手だけで5,6個採っては(図1)口に放り込む。モミジイチゴは時季が早くしかも、こんなに大量には実らない。ニガイチゴはたくさん採ることができる。名前のように食べた後にちょっと苦みが残る。でも、それは甘さには敵わない。いくらでも食べることができる。種子は気にならない。反ってぼくは種子を噛み潰すのが楽しい。
図1.ニガイチゴRubus microphyllusの実
図2. ニガイチゴ
こんなにたくさん実をつけているのだから、さぞかし動物たちは食べているだろうと過去のデーターを見たら、そうでもない。キイチゴ属Rubusの種子は皆似ているのでクサイチゴ、モミジイチゴ、ニガイチゴ、エビガライチゴなどイチゴとしてまとめてみても毎年食べられてはいるが、多い訳ではない。その点、サクランボウはその3倍も見つかっている。ヤマグワの種子もイチゴ程度である。これはどうしてなのか?一つ考えられるのは5月下旬から7月までは梅雨であり、ぼくの山歩きの回数が他の時季よりも少ないとも考えられる。しかし、ソメイヨシノを含むサクランボウの種子が同じ時季に糞の中に多く見つかっている。これはどうしてなのか?
尚、ムカデはキイチゴの50倍もの割合で食べられている。
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