2020年6月18日木曜日

クマ糞&熊剥ぎ Young black bear's droppings & Bear's scraping or debarking of Sugi cedar

16日に金沢林道を歩いた時の続き
松茸山登山口付近の空き地に駐車して、そこから早戸川橋を渡り、蒸し暑い林道を歩いていると大きなカタツムリ舗装道路上を歩いている(図1)。右巻きだ。有に30mmは超えている(図1')。ミスジマイマイだ!彼らにとってはとても過ごしやすい気温と湿度なのだ。
図1. 7:18 ミスジマイマイEuhadra peliomphala
図1'. 3cm以上ある
金沢橋にサクランボウの種子の塊りの大きな糞がある(図2)。2、3日前のクマ糞だ。コグマの糞だろう。この日は10円玉を含むコインの持ち合わせがないので、スケールとしてOPINELナイフを置く。結局このナイフを拾い忘れて失くしてしまった。残念!
金沢林道へは通行禁止の簡易なゲートが出来ているが山側からすり抜けて、林道にはいる。オ!今度は新しいクマ糞でやはりサクランボウを食べたものだ(図3)。糞の大きさから同じ個体のものと思われる。母親から別れたまだ若い2歳くらいコグマがこの辺りをうろうろ彷徨っているのだ。ヤマザクラの木に登っているコグマの真っ黒な姿が見えないか沢沿いの木々を見ながら歩く。
(水洗いしたら、二つともヤマザクラの果実を食べたもので、種子・果肉や果実がそのまま出てきた)
図2. 7:23 クマ糞1
ヤマザクラの果実・種子・果皮
図3. 7:33 クマ糞2
ヤマザクラの果実・種子・果皮
林道が崩壊している箇所が2ヶ所あるが、登山道ではない尾根道などを歩いている者なら何のとことなく渡ることができる。林道終点の近くの沢沿いのスギの木がクマ剥ぎに遭っている(図4)。このクマ剥ぎはクマが冬眠に入る昨年の11月頃のものだろう。少し古いが歯で舐めとった跡が付いている。どうも下の切歯を上に引き上げて付いた跡のようだ(図4'&4'')。
図4. 9:03 クマ剥ぎBear's debarking
図4’. 真っ直ぐ上に伸びた下顎の切歯の跡
図4''. 切歯の跡
9時5分、林道終点だ!ここからさらに進もうと思ったが、沢は昨年の台風19号の為にメチャクチャになっている(図6)。スギの倒木に腰掛けて沢を見、地図を広げながらメロンパンを食べる。多分、この時にヒルがぼくの左足の腿まで上がってきてズボンを血で汚したのだ。足元は飽和食塩水でしっかり噴霧した靴下を履いたので、下には行けずに上に上がられた。
図5. 金沢林道終点の看板
図6. 金沢の奥はどのくらい崩壊しているのだろう?
図8. 右のスギの倒木に腰掛けて沢を見ながらメロンパンを食べる
メロンパンを食べながら、栂立尾根に登ろうと思って地図を見ていたのだが、やはり紛失したナイフを探しに戻ることにした。奥湯河原で一緒にサルを追っていたBurtonさんに会いに2010年にブラッセルに行った時に買ったものだ。だが、見つけられず!何とも残念!

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