2020年6月20日土曜日

双翅目と膜翅目 Diptera & Hymenoptera

2階のベランダにいた双翅目がいた。連れ合いの「来て!」という叫び声で階段を登って行ってみると、何やら大きいがカヨワイ感じのガガンボのような双翅目がいる。捕まえようとしたら尾を上げる。尾の先には針状の物がある。味付け海苔が入っていた透明のプラの容器に追い込んで捕獲し、写真を撮る。ん?アブの仲間?手持ちの保育社の「昆虫」図鑑をみても判らない。で、昆虫に詳しい豊田浩司氏にメールに添付して訊ねた。すると直ぐレスがあり、ホリカワクシヒゲガガンボだと教えてくれる。我が図鑑のガガンボのページには載ってない。この個体は触覚が櫛のようになっていないのでメスだ。
この双翅目DIPTERAってカやハエ、ガガンボ、アブなど左右一対の翅で、もう一対は退化して平均棍と云われる小さな棒状になっている。スズメバチやミツバチは翅が2対ある膜翅目HYMENOPTERAとは違うんだ。しかし、双翅目の翅と膜翅目の翅を見比べてみても違いが判らない。膜翅目は膜状の翅の意だが、翅だけでは区別できないのかな?
今週は水曜日に江戸川動物園での脈翅目のクサカゲロウの幼虫やシャクトリムシの鱗翅目などを教えてもらい、何だか昆虫の分類に少し興味を持ってきた。頭部や肢、あるいは翅との組み合わせでせめて目Orderの段階で判るようになりたい。そして、タヌキ糞やテン糞の内容物の昆虫が判るようになりたいが、それは無理か!昆虫綱は30目もあるんだ。
ホリカワクシヒゲガガンボPselliophora bifascipennis♀
晴れたので、先ほど16日に金沢林道を歩いて拾ってきたテン糞を洗った。ヤマザクラやヤマグワの実を食べた糞ばかりだと思っていたら、いくつかの糞にヒミズの仲間を食べたような毛が含まれていた。果実ばかりでなく小哺乳類も食べている。やはり食肉目だ。毛が混じっていた糞を詳しく見るのが楽しみだ!

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