いよいよ明日から学校だ。野生動物のクラスは人数が10名なので、一教室で十二分にsocial distanceというよりもphysical distanceをとって座ることができる。新型コロナで使われているsocial distanceという言葉の使い方に疑問を感じる。遠距離恋愛の者同士は身体的、物理的physicalな距離は離れているが、心理的、社会的socialな距離はすごく近い。
学生たちは4ヶ月振りに一同に会するので、手を取り合って語り合いたいだろう。だれもが、コロナ検査を受けていて、陰性ならば仲間と距離を空けて座るなどというバカげたことをしなくても済む。唾液で済むなら、毎日にでも検査を受けたい。
さて、我家の庭は改良されたユリたちが、咲いている。下の二つは花が空を向いているので、スカシユリと他のユリとのハイブリットだ。日当たりさえ良ければどんどん咲いてくれるが、我家のような狭く陽が少ししか当たらない庭では次第に花数が少なくなる。
生まれ故郷のユリと云えば橙色のエゾスカシユリだ。秋にダリアの根茎と一緒に庭から掘り出され、スカシユリの鱗茎は正月の茶碗蒸しに容れられて食べた。少し、苦かったがユリ根が入らないと茶碗蒸しの感じがしなかった。
Lilium sp.
ユリの園芸品種はものすごく多い。で、寝ながら気になっていたので今朝起きて調べてみた。ヤマユリ、カノコユリ、ササユリ、オニユリ、クルマユリ、スカシユリなど全部Lilium属なんだ。だから、ヤマユリの匂いのする真っ白のカサブランカなども作り出されているんだ。ウバユリはウバユリ属Cardiocrinumで、クロユリ(下図)はバイモ属Fritillariaで違う。
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