カヤランSarcochilus japonicusを育て始めて何年になるだろうか?
2012年2月下旬に、やまぼうしさんと植物写真家のisa隊員とk-ta隊員とぼくの4人で東丹沢の山麓の自然探索をしながら沢を歩いているとき、林床に落ちているカヤランを二個見つけたのだ。元気そうな一個はisa隊員が近くの沢沿いの木の枝にしばり付けた。もう一個はぼくが育てることになった。フウラン鉢に植え付けて12月の状態(図1)、翌年の9月に花芽がつき(図2)、2014年4月に花芽が膨らんで(図3)花が咲いた。以後、毎年咲いた(図4)。が、今年は花が一つであり、花芽が葉芽になって伸びていた(図5)。
図1.フウラン鉢に植え付けた12月の状態
図2.2013年9月、細い花芽が伸びている
図3.2014年4月、花芽が膨らんでいる
図4.複数の花が咲いている
図5.今年2019年5月は花一つで新芽が、、、
カヤランの増え方は種子以外にどのように株が増えるのか楽しみであった。フウランは株の葉と葉の間から新株が芽を出して大きくなる。花芽が葉芽になって株となるのは、デンドロやファレノプシスの仲間もそうである。特に、デンドロでは花芽が出来る時季に水を多くやると葉芽になってしまう。
昨年暮れから今年の1、2月にかけて外に出していたフウラン鉢はカラカラに乾いて葉も死んでしまうのではないかと恐れた。そのため、3月になってから葉を回復させるために水遣りを多くした。その結果、カヤランの花芽が葉芽に変化したのかもしれない。
図6.大きくなった葉芽(左先)と早くも来年の花芽が(黄線で囲む)出てきている
暑い日が続いている。ぼくの部屋にもエアコンがある。しかし、エアコンのスイッチを入れるのは年に何度もない。どうしても涼みたい時は居間に行く。居間は冷えているので、30分も居ると身体全体がヒンヤリしてくる。ぼくは、釧路からこちらに出てきた当初は暑いのが苦手であった。しかし、真夏の箱根・湯河原でサルを追っている内に暑さに強くなった。暑いぼくの部屋でもこうやってパソコンに向かえる。よーし、これから、登山靴を手入れしよう。
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