今回のテン糞の内容物はこれが厳冬期に食べた糞?っと思われるものだった。
内容物だけみるとケンポナシ、カキ、サルナシの果実と鳥であり、特に晩夏から冬の糞内容物と同じとも云える。
しかし、同じ内容物でも違いがある。それは、晩夏から冬(9月から12月)までに果実を食べた糞なら、果肉や果皮や果柄もみずみずしさがあり、サルナシは果肉や果皮が緑がかっており、カキやマメガキなら橙色をしている。しかし、今の時期の糞内容物として出てくるサルナシ、カキ、ケンポナシはほとんど黒っぽく固い状態である。
つまり、テンは干乾びた果実を食べているのだ。
しかも、洗っているとテン糞なのに泥が洗い流されたり、砂泥が少しあるのは、木に生って寒風に晒されて干乾びているのではなく、林床に落ちているものを漁っている証拠だ。
7:03 テン糞①
右の糞:サルナシ種子、鳥羽毛・骨片・羽毛根、カエル(ヤマアカガエル?)の上腕骨骨頭部片
左の糞:ケンポナシ種子・果肉果皮・果柄
「右の糞の中にある骨片の一部の形状が見たことがあるものなので、手持ちの鳥骨の上腕を見たがすぐ、鳥骨ではないと判った。となれば両生・爬虫類の上腕だ。トカゲやカナヘビでもないので、手持ちのやまぼうしさんからもらったモリアオや今は沖縄に移住した友人からもらったアズマヒキガエルの上腕を見た。カエルの上腕骨の骨頭であることが判った。モリアオよりも大きくてヒキガエルよりもはるかに小さい。そろそろ目覚め始めるヤマアカガエルであるだろう」で2月18日15時55分に上記のカエルの上腕骨骨頭部片を加えた。
7:10 テン糞②
カキ種子・果肉・果皮
7:43 テン糞③
サルナシ種子・果肉・果皮・果柄
テン糞①、②、③の位置
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