2018年1月9日火曜日

スローロリスを譲り受ける  The corpse of a slow loris was gotten

昨日、教え子のM.NさんからスローロリスNycticebus coucangの死体が送られてきた。CITESの登録票もついている。今朝、譲り受けたことをCITESの管理業務部へネットで手続きを終え、さらに死体を剝皮、除肉して骨にすることを電話すると、登録票を返却することになった。もう、骨を展示しようと、死体を焼却しようと問題ないとのことだ。すぐ、登録票を封筒に入れて郵送した。
ネットでの手続き完了

これで、ようやくスローロリスのタイ君の解剖をすることができる。先ずは、全体の写真と思った。が、死体が固くなっていて、頭胴長など測ることができない。今日は、温かくなりそうなので、しばらく置いて柔らかくなるのを待ちたい。
タイ君はM.Nさんに11年間飼われていたようだ。その前は他で飼われていたので、年齢は不明のようだ。
左足を揉んで柔らかくして、爪の写真を撮った。この仲間の足の第2指の爪は化粧爪と呼ばれるカギ爪になっている。
両手の指の爪は全て平爪だ。
スローロリスはもちろんサルの仲間で霊長目・曲鼻亜目・ロリス科に属し、東南アジア、フィリピン南部、ボルネオ、スマトラ、ジャワなどに生息している夜行性で、単独で行動している。樹液、昆虫、カタツムリ、果実、鳥の卵などを食べている。

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