2018年1月25日木曜日

タヌキやテンはサルとほぼ同じ物を空間的・時間的に棲み分けて食べていた。 Racoon dogs and martens ate the alomost same foods as macaques separating spatially and temporally in this season.

24日に広沢寺温泉駐車場から鐘ヶ嶽、山ノ神隧道と歩いてきた。
タヌキ糞やテン糞は鐘ヶ嶽から山ノ神隧道間で見つけた。サル糞は新大平橋で見つけた。
9:15 タヌキ糞①:
マメガキDiospyros lotus種子、ケンポナシHovenia dulcis種子果皮果柄多数、サルナシActinidia arguta種子

10:32 テン糞①
マメガキ種子果肉果皮

10:36 タヌキ糞②
ギンナンGinkgo biloba、マメガキ種子果肉果皮

10:40 テン糞②
ケンポナシ種子果皮果柄

11:28 サル糞
サルナシ種子果肉果皮、マメガキ種子、キブシStachyurus praecox種子

表:タヌキ、テン、サルの糞内容物
今回、テンやタヌキの糞は合わせて4個しか見つけられなかったので、サル糞も拾ってきた。ニホンザルは厳冬季は樹皮や冬芽食いが主だが、1月の山はまだまだ木の実が木についており、そのためマメガキやサルナシ、キブシの果実食いとなったのだ。決して林床に落ちた果実をタヌキのように拾い食いしたものではない。そういう意味でサルとテンは採食場を巡って争うようにも思えるが、サルは明るい時に採食し、テンは暗くなってから動き回るので競合することはないだろう。
タヌキは落下した果実を食べ、テンは夜に木に登って果実を食べ、サルは昼間に食べるので、タヌキは他の2者とは空間的に棲み分け、テンとサルは時間的に棲み分けいると云える。

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