2017年11月29日水曜日

芋掘り再び! Digging the sweet potatoes, again!

先日、藤沢市の菖蒲沢の畑でサツマイモ掘りをしたが、26日の日曜日に今度は横浜市下飯田の畑でサツマイモを掘ることになった。知人N.Kさんの畑だ。
10時に畑で待ち合わせて、下の写真の二畝のサツマイモも掘り出した。ここもアカネズミに地上付近の芋から地中の芋まで齧られており、アカネズミのトンネルがあった。しかし、アカネズミは出てこなかった。
サツマイモの地上部が霜で枯れてきている。
この畑は市営地下鉄の下飯田駅のすぐ近くで、区画整理によって来年当たりからもう畑は作れなくなるようだ。
登山靴を履き、山用雨具のズボンを履き、両手には軍手をつけて、先ず、地上部の茎や葉を取り除く。それから、ぼくは両膝を地面に着いて両手を使ってサツマイモを掘り出す。両膝をつくことで腰を曲げないで済むのでぼくにとってはこのスタイルが芋掘りのスタイルだ。ジャガイモは既に数か月前に終えている。サツマイモが終わったので、残るはサトイモだ。
今日のぼくのお昼は圧力鍋で菖蒲沢の畑で掘り越した安穏芋をイカの塩辛をのせて食べた。ぼくは、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモやカボチャ、トウモロコシをお昼に食べるのが好きだ!

今回拾ったタヌキ糞、テン糞、ハクビシン糞の内容物  The contents of scats of racoondog, martens, and masked palm cyvet.

11月23日・24日の丹沢実習、移動ルート(三叉路・唐沢キャンプ場・No.27鉄塔・青宇治橋・唐沢キャンプ場・黒岩・唐沢林道・物見隧道・上煤ケ谷)で、見つけ拾ってきた糞を水洗いした。
8:58 ハクビシン糞
カキ果皮・種皮、不明植物質、カマドウマ、バッタ脚・翅、

9:58 テン糞①
サルナシ果皮・種子、バッタ脚
15:04 テン糞②
サルナシ果皮・種子

15:08 テン糞 ③
サルナシ果皮・種子

8:33 タヌキ糞
サルナシ果皮・種子、バッタ脚

13:48 テン糞④
ケンポナシ果皮・果柄、カマドウマ脚

13:52 テン糞⑤
ケンポナシ種子・果皮・果柄、マメガキ種子、昆虫脚

14:15 テン糞⑥
0.5ミリメッシュの茶漉しで水洗いすると糞が溶けて黄土色の水になった。しかし、茶漉しに残った物はテン糞⑥と⑦もなかった。
14:22 テン糞⑦

14:26 テン糞⑧
マメガキ種子・果肉・果皮

14:31 テン糞⑨
サルナシ種子・果皮・果肉

表 糞内容物 テン糞⑥、⑦の内容物を不明植物とした。
下の地図に歩いたGPS上のルートであり、それぞれの糞を見つけた位置をしめしている。
糞を見つけた位置、テン糞②~⑨、タヌキ糞〇、ハクビシン糞は吹風トンネル内、テン糞①は長者屋敷キャンプ場付近
今回の宿泊実習では、三叉路から唐沢キャンプ場、さらにキャンプ場から高畑山まで行ったり、帰路は黒岩経由で上煤ケ谷までのルートは総計30キロ近くになった。

糞の内容物から判断すると青宇治橋付近ではマメガキよりサルナシがあるが、物見峠を過ぎた唐沢林道ではサルナシよりもマメガキが多くあるということが分かる。これらは、その辺りに生息するテンの食物の好みというよりも、青宇治橋付近ではサルナシの蔓はあるが、マメガキの木はほとんどないが、唐沢林道沿いではマメガキの木が多いことを表しているのでしょう。




2017年11月28日火曜日

テンは何を食べた? What kind of parts of flower did marten eat?

唐沢キャンプ場宿泊実習のキャンプ場からの帰路:黒岩から唐沢林道に上がって物見隧道を通って上煤ケ谷を下ってきた。
物見隧道と唐沢林道のゲートの中間辺りの沢側路肩にあった下の糞⑥と糞⑦をテン糞を思って拾ってきた。今回の実習のルートでテン糞は9個見つけて拾ってきたが、この2個だけが水洗いすると0.5ミリメッシュの茶漉しに何も残らずに消え去ってしまった。

洗うと先ず黄土色の水になり、粘土状の直径5,6ミリの塊となり、その塊さえも黄土色の水となってメッシュから消え去ってしまった。

鳥糞かも知れないと思い、鳥の専門家のT.Mさんに聞いたところ、鳥糞なら白い尿酸が必ず付くが糞⑥も糞⑦もその白い尿酸が見当たらないので、鳥糞とは考えられないと返事をもらった。

T.Mさんの返事から、「そうか!これはやはりテン糞」なんだと思い直した。それは、テンやハクビシンがツバキの「花芯食い」をした場合、水洗いすると同じような黄土色の水になるからである。しかし、「花芯食い」だと解かるのは、雄蕊の葯や花糸がそのまま出てくるからです。
糞⑥

糞⑦
しかし、糞⑥と糞⑦ではまったく雄蕊の痕跡も見つからないで、糞塊の全てが水洗いで0.5ミリメッシュから流れてしまったので、「花芯食い」とは思わなかったのかもしれない。
以前にも、このようなテン糞を洗ったら何も残らなかったことがあった。

ツバキの「花芯食い」なら葯や花糸の雄蕊が水洗いで茶漉しに残差として残るが、他の花の「花芯食い」では葯や花糸が残らないか、あるいは葯だけを食べたことによるのだろうか?いずれにしても、鳥糞なら尿酸の白い塊が糞に着くがこれらには着いていないので、テン糞で間違いは無いだろう。しかも、テンは花芯の葯だけを食べたものと思われる。

でも、そんな事があるだろうか?今の時季の花と言えばサザンカだが、、、、、、。

2017年11月27日月曜日

カモシカの右脛骨の噛み痕  Whoes chewing signs are these?

先週の黒岩から唐沢林道までのルートで、林道に着いた時に2年生のR.Yさんから手渡されたカモシカの右脛骨に歯型が付いていた。
これは、誰の歯型なのだろう。雑食性のネズミか?テン、タヌキ、アナグマなどの食肉目の動物の歯型なのか?
いずれにしても、この脛骨の骨髄の脂肪分が今も滲み出てきている。上記の動物たちにとっては周りに付着している筋肉がなくても食べるに値するものなのだろう。
脛骨体に付いている歯形
初めはアカネズミの切歯の痕かなと思ったが、一つ一つの痕の間は3ミリ以上ある。手持ちのタヌキやアナグマの下顎の歯を当ててみると、どうも、この歯型はアナグマやタヌキの第二切歯の間隔に近い。上顎の切歯の痕としたら第一切歯のものだ。
このような歯型も正確に同定できない。残念至極だ!

2017年11月26日日曜日

黒岩・物見峠、上煤ケ谷へ To Kamisusugaya through Monomi-path and Kuroiwa

いつものように4時に目が覚めた。しかし、同室の卒業生たちはぐっすり寝込んでいる。起床時間は5時なので眠ることにする。昨夜は寝ている時に卒業生たちが部屋に入ってきた音で目覚めた。というよりも太股が寒く感じて、うとうと状態でした眠れなかったのだ。
5時になったので我慢できなく起きた。学生たちは既に起きていて、火を焚きお湯を沸かしている。昨夜、1年生が4人が仕掛けたシャーマントラップは一人のトラップにネズミ?が入っていたが逃げられたようだ。他3人はダメだったようだ。
朝食は、昨夜の水炊きの残りにご飯を入れた雑炊だ。餅も入っていて旨かった。朝食後、各部屋を掃除し、炊事場や薪を燃やした場所の掃除をして、各自の荷物をパッキングし終える。昨日の高畑山への登りで膝を痛めた女子の荷物を皆で分けて持って8時に出発だ!
7:49 出発前の集合写真
赤いペンキが塗られた唐沢公園橋を渡り、山道を進む。5、6ヵ所に木の橋が架かっているが、滑りやすいので、ぼくは一度橋を渡らずに下に降りてから登山道にでる。道も枯葉で分かりづらくなっている個所や崩壊している個所などがある。2年生のF.E君が脚を滑らせて5メートル下の河原まで滑り落ちる。幸いザックを背に足が下で落ちていったので擦り傷の怪我もなくすんで一安心した。その事で、皆の歩き方がさらに慎重になる。
8:33 カモシカ糞だ。タメ糞状態だ。この付近を根城にしている個体が一頭いるようだ。
8:33 タヌキのタメ糞だ!
8:59 腐った木の橋を渡る
9:12 黒岩に着き、休憩とする。ここで、裸足になって渡渉しなければならない。
黒岩で休む
黒岩で遊ぶ
当初は、黒岩から物見峠までできるだけ旧登山道を歩いて、登山道が不明になったら、唐沢林道に上がって林道を歩く予定だった。しかし、今回は、1年生にとってはいきなり泊まりの二日連続の山歩きなので、黒岩から一ノ沢峠に向かう登山道を使って唐沢林道に出ることにした。
この黒岩から唐沢川を裸足で渡渉する予定だったので、ぼくは浅くて川幅が狭い場所を探したら、2年生のY.S君や1年生の中国からの力自慢の留学生のChen君が鉄とアルミの合金で作られたような橋になるような幅30センチ・長さ3メートルくらいの薄い金属板を土台になるような手頃な石を支柱して掛けてくれる。ぼくはWストックを支えにして渡る。体重100キロのChen君もぼくのストックを支えにして渡る。だれも、足を濡らさずにすんだ。
9:42 旧道が崩壊していて通行止めの看板が出ている。
旧道崩壊の看板のところに来た。5年前の実習の時にはぼくを含む半分が旧道を行った。9年前は全員が旧道を行った。その頃既に道は崩壊し、昔の踏み痕や道標があるとほっとしたものだ。上の写真の看板の所で、ぼくらは右の唐沢の河原に再び下りて一ノ沢峠へでる登山道を行くことにする。
ここでは、皆、裸足になって渡渉だ!強烈に冷たい水だった。学生たちは足の裏が痛い痛いと叫ぶが楽しそうだ。
渡るとすぐ道標があり、進が、道かどうか不安になるところが数か所あり、学生たちを待たして引き返して道を確かめながら行く。
10:46 唐沢林道に出る。登山道のルートを見つけるのに四苦八苦し、大変なルートであった。これなら、黒岩で渡渉した時点ですぐ前に北西に下りてきているすぐ前の尾根を登ったら15分も掛からずに林道に着いたことだろう。
10:46 唐沢林道にでる。
皆、やれやれと言う感じだ。黒岩からここまでは道は不明だが、誰も滑落することなく無事に辿り着いた。ぼくは汗だくだ。
2年生女子R.Yさんが「先生これ!」っと言ってシカの右脛骨を手渡してくれる。どうも最近死んだ個体のもののようで骨髄内の脂質がたっぷり入っているようだ。帰宅後、この右脛骨と手持ちのシカとカモシカののを比べるとどうもシカではなくカモシカのようだ。この脛骨体にはネズミに齧られた痕が付いていたり、外側顆が齧られてと削り取られている。
11:54 これも紅葉と言えるかな?秋の色になっている鍋嵐方面
11:55 歩く
12:23 歩く
13:17 林道が山側斜面で咲いていた
13:21 歩く
13:21 歩く
13:22 物見隧道だ!長かった。
13:48 テン糞4 今日初めてのテン糞だ!
テン糞はこれ以降、5個林道上で見つけ、拾う。
14時5分ジャストにバス通りに出る。バスが来るかもしれないと思い、唐沢林道を出たところで待つ。しかい、来ない。バス停まで歩くと本厚木行のバスは14時2分であった。1時間待つことになる。
15時2分発の本厚木駅のバスはすでに団体客が乗っており、座ることができなかった。
今回、歩いたルート
23日は三叉路から唐沢キャンプ場まで歩き、キャンプ場から尾根を登って送電線の鉄塔まで行き、Mさんと学生たちは高畑山に行き、ぼくと卒業生二人と2年生のC.Iさんは登山道を青宇治橋まで下る。高畑山に登ったMさんたちも登山道を利用して同じルートでキャンプ場まで戻る。

2017年11月25日土曜日

虫こぶ Gall

昨日、唐沢キャンプ場から黒岩に向かって歩いていると、ぼくのすぐ後ろにいた1年女子のM.Tさんが、「先生、これ分かりますか?」と差し出して見せてくれた。虫こぶ(虫瘤)だ。分からないので、調べてみるからとこの虫こぶのついた葉をもらった。
虫こぶは葉の裏に付いている。この葉は何の葉なのか同定できない。葉裏の脈に沿って軟毛が密生している。イヌブナの葉にも似ている。
でも、イヌブナの葉なら先日アップしたイヌブナハボタンフシがつくのだから、これはイヌブナの葉ではない。
M.Tさんが見つけた虫こぶ
イヌブナハボタンフシ
M.Tさんが見つけた落ち葉の木の名は?虫こぶの名前は何なのだろう?昨夜、帰宅してから、ネットサーフィンしているが未だに見当たらず。どなたか教えて下さい。

やまぼうしさんのアドバイスにより、「虫えい同好会掲示板」に聞いてみました。早速、返事がありました。タマバエ科のハエが作るイヌブナハベリタマフシという虫えいのようです。

唐沢キャンプ場宿泊  Staying at the Karasawa-campsite

23日は朝から雨。23日、24日と専門学校の丹沢宿泊実習であった。
本厚木駅前7時40分発宮ケ瀬行きのバスに乗って三叉路で降りた時も冷たい雨が降り注いでいた。今回は、今年度初めての1、2年生合同の丹沢実習で、しかも一泊の宿泊だ。さらに卒業生も3人参加してくれた。
三叉路で下りて雨の中を唐沢キャンプ場へ向かう
1年生にとっては初めての丹沢、しかも雨降りの中!でも、みな楽しそうだ。大きなザックの中には、寝袋やシュラフマット、洗面具などの個人装備の他に米、野菜、肉などの食料、コッヘル、飯盒、MSRの白ガソリンストーブなどをパッキングした荷物を背負って歩く。
先頭の6名
吹風トンネル内に入ったところで糞を見つける。イヌ?タヌキ?テン?アナグマ?さまざまな意見が出る。ぼくは、水洗いして調べるためにゲットする。
吹風トンネル内で、イヌ糞?しかし、種子らしき物が見えるのでゲット
雨の為、ぼくは傘を差しながら歩いているが、膝から下は濡れてしまう。学生たちにもズボンはずぶ濡れ状態。ゴアテの雨具のズボンを本厚木駅前から履かせておくのだった。
唐沢川の周りが綺麗
唐沢キャンプ場に10時40分頃ついて、雨が上がってきた。天気予報通りのようなので、お昼と水と筆記用具をサブザックに入れ、あとの荷物はキャンプ場に預けて、キャンプ場に南東に下りてくる尾根を登ることにする。O先輩とN担任は荷物番でキャンプ場に残る。
陽が射してくる。尾根に落ちている枯れ葉は濡れているが元気な学生たちはどんどん登る。ぼくは「高いところ、高いところを目指して歩け!」と叫ぶ。男子学生二人が直登していく、ぼくはゆっくりジグザクに登っていく。
12:07 最初の鉄塔下に辿り着く。お昼だ!日向は暖かいが日陰は寒い。
お昼を終えて、再びさらに上の鉄塔を目指す。
登山道近くの鉄塔下に出る。素晴らしい青空だ!濡れたズボンも全く気にならない。集合写真を撮り、ここから、神奈川県パークレンジャーのMアシスタントと学生たちは高畑山へ、ぼくと卒業生二人とIさんはここに残る。
青宇治橋までの登山道は利用する人が少ないため、荒れていた。キャンプ場に戻ると2年生のMさんが遅れて到着していた。
13:15 登山道近くの鉄塔のあるピークで
この日の夕食は、水炊きであり、飯盒のご飯も上手く炊けている。ぼくは9時過ぎには部屋に戻って寝るが、学生たちや卒業生の大半は12時近くまで焚火を囲って、ココアやコーヒーを飲みながらお喋りを楽しんだようだ。夜中、寒さで何度も目が覚める。

2017年11月22日水曜日

サツマイモ掘り!  Digging sweet potatoes!

今日は9時から、いつも新鮮な根菜類をもらう知人Kさんの畑のサツマイモ掘りをやった。Kさんは2ヵ所に畑を借りて根菜類を作っている。今日は、我が家から車で15分くらいの菖蒲沢という地区に借りている畑だ。
6畝あるサツマイモ畑
トランペットズッキニーの畑
 Kさんは大病をして、尿は脇腹の管から出さなかればならない。まるで、畑仕事をすることで病気を追いやっている感じでさえある
Kさん夫妻
 もう、どの畝のサツマイモもネズミに齧られており、ネズミの通路となっているトンネルが各所にあった。今年はネズミの姿を見ることはなかった。
アカネズミに齧られたサツマイモ

腹がでているぼくが持つ収穫したシルク・スウィート

収穫したサツマイモ(これはその一部)
9時半頃始めて、12時半にお昼を食べ、3時半に6畝のサツマイモを掘り起こした。ぼくは、一抱えもある長ネギと生姜をもらい、3種類のサツマイモをもらって畑を後にしてきた。これからが、さらに大変になる。彼ら二人でサツマイモの入った籠を車に入れ、さらに、サツマイモの葉や茎の後片付けをしなければならない。ぼくは、明日から丹沢宿泊実習なので4時前に帰宅して、風呂に入り、今はウィスキーを飲みながらこれをタイプしている。しかし、K夫妻は暗い中を車のヘッドランプの灯りで動いているだろう。