此の処、2,3年シカに逢わなくなったし、シカ糞も少なくなった。その第一要因はシカが季節を問わず害獣として駆除されているからだ。第二要因はシカが警戒音を出さなくなったからだ。以前、シカを見つけるのはシカがぼくらを見つけて警戒音を出すので警戒音をした方を見て、シカを発見することが多かった。
つまり、シカは警戒音を出してくれるからぼくらは見つけることができるのだ。シカのような大型哺乳類であろうとも、警戒音を出さなければなかなか見つけることができないのだ。大抵、対岸の斜面で採食しているシカにこちらの方が先に気が付いて隠れていると飽きる程シカを観察し続けることができる。しかし、シカに警戒音を出されると、シカを観察できるのは10数秒であり、林の中をシカの警戒音だけが移動していく。
9:04 小鹿や母ジカが休んだと思われる場所、アナグマが匂いを嗅ぐようにして休息場の匂いを嗅ぐ。ぼくらヒトでも匂いでシカ、カモシカ、イノシシの区別もできる筈だ!匂いは判らなかったが、シカ毛を見つける。
今回、偶然に走り去るシカの集団(2~4頭のメスグループ)を2度見つけた。2度とも
シカたちは警戒音を出さないのだ。丹沢では、このところ年中、シカが森の中で害獣としてハンターたちに射殺されている。シカは警戒音を出すとハンターや勢子や猟犬に見つかってしまう。このため、最近のシカは人を見つけても警戒音を出さなくなることを学習したのではないかと考えている。どうだろうか?
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