2017年8月20日日曜日

釧路湿原のフィールドサイン The fieldsigns in the Kushiro Swamp

恩根内ビジターセンターまで湿原を歩くことができる散策路である。道の上には砂利が敷かれ、両側が掘られて湿原の水を排水して、散策路をスニーカーでも歩けるようになっている。しかし、霧雨模様で湿っているのでスニーカーではグショグショに濡れてしまう。

 排水溝側が崩れてエゾジカのヌタ場になっていた。足跡もはっきりしている。

 2本の道ができて、散策路を横切る。どうして、2本なのだろうか?

 排水溝のミズバチョウの葉が根本付近まで食べられている。エゾジカのしわざだろう。ミズバショウはサトイモ科なので、ぼくらが里芋の茎を干したのを芋茎と云って美味しく食べるように(ぼくは大好きだ!)、エゾジカにとっても葉や茎もきっと旨いのだろう。
サルルン展望台に登った時、稜線に作られた散策路の両側のササが一面に繁茂しているのを見て、丹沢のシカと比べて不思議に思ったが、どうも、エゾジカはササよりも他の草本が好みのようだ。釧路の春採湖付近では植栽したチュウリップが花ごと食べられる被害がでていたり、近郊の牧草地の草がシカたちに食べられて秋には牧草を収穫できないようだ。市街地にメスグループで出てくるくらい釧路地域のエゾジカも増えているようだ。

二つのミズバショウの株が根元まで食べられているが、新たな新葉が出てきている。塘路湖のサルルン展望台に行った時はシカの食害に気が付かなかったし、また、雌阿寒岳でも気が付かなかった。

ヒグマ糞は既にアップした。晴れたら糞洗いをしようかな? 糞を昨日洗った、たくさん種子がでてきたが、まだ、それを同定できていない。

散策路から湿原展望台へ向かう木製道の上に糞!エゾタヌキではなくキタキツネだろう。この糞はヒグマ糞に感動して拾わなかった。

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