ー6月8日伊勢沢林道歩きのテン糞の続きー
テン糞⑤は大きくて真新しいので内容物が気になっていた。表面からでは小哺乳類を食べた糞と思っていた。が、、、、以下の内容物だ。小鳥の幼鳥を食べたものだろう。幅が5ミリもあるムカデの半分に千切れた外皮もあった。さらに、ソメイヨシノの2個のサクランボウとヤマグワの種子が3個あった。当初はヤマグワではなくキブシの種子だと思ったくらいだ。この糞⑤などはぼくが見つける直前に、ぼくの足音を聴いたので慌てて排泄したのではないかと疑われるほど、柔らかかった。
羽毛・毛根、ムカデ外皮・脚1匹、ソメイヨシノ種子・果皮2個、ヤマグワ種子3個
テン糞⑤
テン糞⑥のヤマザクラの種子と果皮は分離している。
ヤマザクラ種子
テン糞⑥
何とテン糞⑦からはクマノミズキの枝分かれした花柄に蕾(やまぼうしさんありがとう)が付いた状態のものも含めて11個の果柄が入っていた。さらに羽毛が少しとイネ科の単子葉の葉が1本出てきた。羽毛はクマノミズキの果穂の食べる前に小鳥を食べた残りだろう。また、その時に単子葉の葉をまだまだ整腸のために飲み込んだものと思われる。
クマノミズキの果柄11個・果実、羽毛、単子葉4センチ1本
テン糞⑦
テン糞⑧は古く硬くなっているので、10日以上前のものだと考えた。何故か、クマシデの実の苞麟がそのまま一枚と、シダ植物、腐葉だが小さくても3ミリ以上のものが10個くらい、砕片というわけではない。長さ10ミリの羽毛が2本混じっていた。
クマシデ苞麟1枚、羽毛、シダ植物、腐葉
テン糞⑧
テン糞⑨も小哺乳類の毛や骨が出てくるのではないかと期待を持ちながら洗った。が、すぐ1ミリくらいの太さの白い羽根や羽毛が出てきたのでトリだぁーとガッカリした。このトリの頸椎や骨片、羽毛を標本として採っておこうと思ったが、誰のものか判らないのでヤマザクラの種子とともにトイレに流した。
羽毛・羽根・頚椎・骨片・爪4個、ヤマザクラ種子2個
テン糞⑨
ヤマザクラ果実
テン糞⑩
テン糞⑪は驚いた。表面に種子が出ているので、その種子の模様からキイチゴの仲間ではないということが解ったが、、、。ヤマグワの集合果が消化されないでそのまま11個も出てきた。ヤマグワの果実は場所に音見橋のところではもう赤から黒熟しているものもあった。
ヤマグワ種子・集合果11個
テン糞⑪
下は、伊勢沢林道で見つけたテン糞①~⑪の位置である。⑩から⑪までの間が700mくらい離れているが、この間に明らかにサクランボウを食べたと思われる糞がいくつかあったがもう写真を撮らなかったし、拾いもしなかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿