2017年5月29日月曜日

骨を洗い、乾かし、整理。 Wash, dry and organize mammal bones.

脂肪分が残っていて匂うニホンザルの骨を3時間くらい煮た後、浮き出た脂を洗い流し、その後、石鹸水に浸けて二日間放置して水洗いして乾かしている。足根骨や指骨などはまだシャーレに入って残っている。頭骨を含めてまるまる一体分ある。これは、医学部の教員をしていた友人からもらったものだ。このところ、もらったがそのまま放置していた骨を洗ったり、何の骨か動物名を割り出そうとしている。タヌキの骨としてもらったものがアナグマだったり、また、誰のものか判らない大腿骨と脛骨をもらったり、拾ってきた骨がアナグマかタヌキか同定できなかったり、学生から手渡されたシカの腰椎であったり、、、。それらのまだ同定していない泥だらけの骨がある。それらをロッカーから取り出して洗って乾かし整理した後、100円ショップで買ってきた半透明のプラスチックの箱にそれぞれの動物毎にまとめたり、シカの脊椎とイヌやタヌキの脊椎などの半端な骨は一つの脊椎の箱に納めたりしている。
Fig.1 乾かしている骨
ニホンザルの骨(上の左右の大きな鉢皿の骨)、タヌキの骨(下の小さな二つの骨)
今、カイネコと書かれたデジ袋に入っている。骨を水に浸けている。こうやって、雑多な骨を整理していると、少しずつであるが、今まで部位によって同じだと思って骨が、個体によって、あるいは種による差が、違いがオボロゲに見えてきた。
肢骨では上腕骨が穴を掘り進むモノ、木に登るモノ、前足でしっかり獲物を押さえるモノなどの違いが見られ、脛骨・腓骨では、ピョンピョン跳ねるモノ、後脚で自分の身体をネコのように搔けないモノに脛骨と腓骨が癒合するかどうかの違いが大きくなる。さらに肩甲骨の形状は前に一度ここでアップしたことがあったが、みなそれぞれだ!

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