2017年5月24日水曜日

これはムササビの骨か? Are these bones flying squirrel?

昨日は、専門学校の授業が休講なので一昨日から引き続いて菓子箱や段ボール箱に収まっている骨の整理や水洗いと乾燥だ。昨日は陽射しが強く風が強いので面白いようにすぐ乾く。
今回アップする骨は段ボールの中の小さな汚れたビニール袋に入っていた。肋骨や指骨などの細かい骨はまだ水に浸けている。上肢骨は右肩甲骨を除いて上腕骨・橈骨・尺骨と左右が揃い、下肢骨は左寛骨を除いて大腿骨・脛骨・腓骨と左右の骨が揃っている。
Fig.1  ムササビPetaurista leucognysの骨と思われる
A:腰椎、B:上腕骨、C:橈骨、D:尺骨、E:腓骨、F:脛骨、G:大腿骨、
H:左肩甲骨、I:右寛骨、J:仙骨 :顆上孔
Bの上腕骨の遠位端の上腕骨滑車のすぐ上に昨年9月にACたんぽぽさんから教えてもらった顆上孔supracondylar foramenがある(赤→)。このことからこの動物は木登りをする動物であることが解る。
上腕骨と橈骨で13cm、大腿骨と脛骨で17cmもある。しかし、それぞれの骨は細くて長い。このくらいの長さの前足、後足を持っていて、上腕骨に顆上孔がある動物は、丹沢に生息するものでは、ハクビシンやノネコがいる。リスやヤマネではこれほどの長さの上腕骨や大腿骨にはならないだろう。テンでは骨が細すぎる。となると、木に登れる動物でネコくらいの大きさの動物はムササビになる。
ムササビやテン、イタチの骨を持っていると、すぐ照らし合わせることができるのだが、、、。
木登りをする哺乳類の上腕骨には顆上孔があるのだが、何故かニホンザルを含む真猿には無いのだが、曲鼻猿ではあるようだ。ウロオボエだがヒトでは数万人一人の割合であるようだ。
今日も、骨の整理だ。すぐ手に取って見られるようにしなければ持っている意味がない。

とうとうテロ等準備罪(共謀罪)に関する法案が衆議院を通った。国連プライバシー権に関する特別報告者がこの法案に懸念を示し安倍首相に書簡を送っている。それにも関わらず、自公維の賛成で通ったのだ。このまま参議院も通ると戦前の公安が目を光らせていた小林多喜二の暗い時代に戻る。森友学園問題もそうだが、何故か安倍首相は戦前が良いと思っているようだ。

この骨、ムササビでないことが判った(5/24)。前肢の手指骨で橈骨と同じ位の長さの第四指の骨が見当たらない。左肩甲骨の肩甲棘の位置がことなる。ただ興味深い事に、左右の尺骨や橈骨の遠位端である手首に当たる部分が全て元の形をとどめていなくぼろぼろだ。では、この骨は誰だ!どなたか教えて!

1 件のコメント:

  1. イヤー
    この骨はムササビの骨だ!
    っと確信している。
    2022年6月24日にコメントとしてアップする。
    福田史夫

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