今回のこの下りのルートは丁度2年前の2015年2月24日に登りのルートとして使っている。その時は、黍殻山避難小屋まで行って、奥野林道に下りたのだ(Fig.1の地図)。
今回、お昼をとったところは、Fig.1のガレ場と書かれた場所のすぐ手前の西側だ。
Fig.1 2015年2月24日に水沢橋から登ったルート
12:00、お昼を終えて出発だ。以前のガレ場がさらに崩壊しており、一歩一歩、登山靴でステップを作るようにしてトラバースする。今回は積雪がないので、ザレタ砂利を慎重に歩く。ここでもアドレナリンが出てくるのが判る。もし、滑落しそうになったら、ストック2本を使ってピッケルのようにグリセードしよう。ストックは弱いので両足の踵を斜面に押しつけて直滑降の時のスキーのように滑ろう。などと滑った時のことばかりを考えながら登山靴の爪先で小石でできたようなガレ場を蹴りながら一歩一歩進む。
12:15、渡り切ったところで、テン糞⑧だ(Fig.2)。このテンはここでガレ場を歩こうか一瞬躊躇したのかもしれない。あるいは引き返したのかもしれない。
Fig.2 テン糞⑧
またまた、崩壊地でもこれは3メートルくらいなものだ。ここは、サッサッサッと渡っる。今度は崩壊が激しいので迂回路が作られている。そんなこんなで今回は一つ一つの崩壊場所を写真には撮らなかった。
12:44、綺麗に踏み締められた登山道にでて、テン糞⑨だ(Fig.3)。
Fig.3 テン糞⑨
12:46、ハクビシン糞だ(ろう)!(Fig.4)。それともオスのテン糞?内容物を確認すると判るだろう。テンの場合は節足動物の脚や外骨格が含まれることが多い。
Fig.4 ハクビシン糞
12:48、テン糞⑩だ! 辺りに目印になる適当なものがないのでビニールの切れ端を使う。 この後、倒木の下を潜ったり、乗り越えたりしなが、テン糞⑪、⑫、⑬、⑭と見つける。
Fig.5 テン糞⑩
13:46、タヌキの溜め糞④だ! 一番生々しいモノを探して一個ゲットした。
Fig.6 タヌキ糞④
13:48、タヌキ糞を拾ったところは、水沢へ下りる道であった。その看板の文字がほとんど消えかかってしまっているが、水沢へと書かれているのが判る(Fig.7)。
Fig.7 水沢へ下りる案内板
この道は踏み跡を辿ってジグザグに下る。途中、シカ道が横切ったりするが、下りながら水沢の下流(左方向)へ下る踏み跡を辿ると水沢に辿り着く。ここでも道は左岸から右岸に移ったりしながら進む。
13:57、テン糞⑮だ(Fig.8)! この日はたくさんテン糞を拾ったのでゲットするかどうか迷う。もちろん、拾う。
Fig.8 テン糞⑮
14:21、最後は水沢左岸にある踏み跡を歩いて、水沢の石の上を跳び越えて林道終点に辿り着く。
14:24、 ヤマアカガエルの卵塊だ(Fig.9)!どうしてヤマアカは沢のいつも水があるところに産まないで、このような車の轍の水溜まりに産卵するのだ。沢にもほとんど水が流れてないような溜まりの箇所をあるのに、彼らは決して沢の水のある場所では産卵しない。それぞれのカエルたちが産卵場所を棲み分けているんだ! 手に一握りほどの卵塊を糞を容れるジプロックのビニール小袋に入れて持ち帰り、庭の水連鉢に!
Fig.9 ヤマアカガエルの卵塊
14:27、テン糞⑯だ(Fig.⑩)! ヤマアカの卵塊を食べているかな?
Fig.⑩ 林道上の落石に上のテン糞⑯
14時44分に車に到着だ。7時16分に車をでてGPSをオンにしてから、7時間半も掛けて歩いたことになる。もっとも車を出てから伊勢沢林道を歩き、尾根に取りついで登山道に出たのが、11時21分だから、登りに4時間、お昼を食べ終わったのが12時だから、下りに2時間半以上かかっている。歩いた全行程は12.7キロだった。ともかく、アキレス腱炎も完治した。昨年の9月以降の丹沢歩きは専門学校の月々の実習を除いてこれまで僅か5回だ!これから温かくなり、鳥たちが囀り、花が咲き、木々が芽生えるので山歩きが楽しみだ!
あー、庭の水道栓のところには、水に浸したゲットしてきた糞がある。テン糞など20個以上もある。あー、イヤだ!今日は寒いし少しだけにしよう。
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