2016年12月18日日曜日

葛西の学校のハクビシン糞から出てきた不明の種子 Unknown seeds in the scats of masked palm civet in special school near Kasai station.

葛西の専門学校にハクビシンが糞をしていたので、一度は取り除いて野生動物専攻2年生が糞分析をしたら、ほとんど全てがカキの果実を食べたものであった。
12月9日に再び、糞を取り除いて、糞は野生動物専攻の1年生一人一人に1個ずつ渡し、内容物を調べる冬休みの宿題とした。

残った糞はぼくが持ち帰った。
水洗いによる糞分析をしたところ、大半がカキの実を食べたものであることがわかった。
細切れにされた種子や果肉と共に齧られたが崩れてない種子が2個出てきた(Fig.1)。
葛西のハクビシンだから、種子まで噛み砕いてたべるのだろうか?
丹沢山麓のハクビシンはマメガキの小さな種子をそのまま排泄し、カヤの実の大きな種子も噛み砕かないでそのまま排泄する。
葛西では、カキの種子も噛み砕いて食べなければいけないほど彼らの食料が不足しているということなのだろうか?
Fig.1 カキの果肉の他に、5-8ミリくらいの破片にされた種皮の他に齧られた種子

これらの糞とは別に黒っぽい糞には、1ミリ前後の種子がたくさん出てきた(Fig.2)。
種子の大きさから庭木にされているコムラキの種子かと思ったが、
手持ちの標本と比べると小さい、
形状はどちらかと言えばキブシの種子タイプだが、キブシよりも小さい。
ヤマグワの種子を小型にしたような感じでもある。

何だ?この種子は?
葛西のような都会にある街路樹?庭木?の果実を食べたのだ。
この時期にまだ実が木についているものは?
お判りの方、あるいはアレでは?と思う方、教えて下さい。
Fig.2 長径1.5ミリ、短径1ミリの茶褐色の種子

今日は、これから野菜を届けてくれるN.Kさんの家で、海外旅行仲間の4家族が集まっての収穫祭を兼ねた忘年会だ。昨日は、イカ4杯を買ってきて、身は刺身とし、ゲソを塩辛に、チーズをスモークにした。これに、N.Kさんの作ったジャガイモをフライパンに油をたらして、ニンニクとコショウ、塩で味付けたもの。これは、昨日、N.Kさんの奥さんがわざわざジャガイモを持ってきてぼくに頼みにきた。これはぼくの得意な簡単料理、ビールなどの摘まみとしても旨いよ!出掛ける直前に作る。酒は安いスコッチのホワイトホースを買った。ぼくの持ち物はこれでOK! 連れ合いは今、何かやっている。
できれば、さらに漬物を作りたかった。各家族が飲み物、食べ物を持ち寄る。

2 件のコメント:

  1. 北関東の里山あるきです。
    無花果の種かしら、直感?

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  2. 北関東の里山歩きのAkikoさんへ

    まさしくイチジクの種子です。
    手持ちの標本の種子と大きさも形も一致しました。

    凄いショック!
    全く無花果を食べたという考えが頭にありませんでした。
    この時季に無花果の実がまだ生っているんだ!
    もちろん、干からびた状態で生っているのでしょう。

    Akikoさん、凄い!これからも宜しくお願いします。

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