昨日、学校の帰りに横浜の友人の家に寄って、ヒキガエルBufo japonicusの死体を貰ってきた。
彼の家の庭には、ヒキガエルが数匹生息している。以前、彼はヒキガエルが隠れている2ヶ所の穴を示して、ヒキガエルを見せてくれたことがある。庭には小さな池があって、そこに毎年ヒキガエルが卵を産み、オタマジャクシとなる。
2、3日前に彼からオスのヒキガエルが家の前の通りで死んでいた。車に轢かれたのではなく、噛まれたような痕があるが、必要なら連絡を!と云うメールがあった。
貰ってきたオスのヒキガエルを、庭の水道栓のところで先ず写真を撮る(Fig.1&2)。
オスは前足の指3本が黒くなるようで、平の方にはタコができるようだ。
写真をクリックすると拡大します。
Fig.1 貰ってきたオスのヒキガエルBufo japonicusを背中から
解剖セットから、ハサミとピンセットを取り出し、お腹の部分をハサミで小さく切り、そこから、縦に頭部と尻の方まで、ハサミで切り裂き、皮を左右に広げる。さらに、胸のところから腕にかけてハサミを入れて腕の皮を切り裂く、同じように大腿の付け根からハサミを入れて脚の皮を切り裂く。
ほとんど腐っていないので、あとは、皮を二つのピンセットを使って剥いて、皮ナシの丸裸にした。
足先までの皮が綺麗に剥けた。さらに内臓を取り去った。
中国では大小さまざまな生きたカエルの皮を剥いて売ってくれるが、まさにその状態だ。
しかし、中国の売り手は見てる前で小さな包丁一つで何匹も素早くやる。
腕や足の筋肉をハサミで切り離して終えた。今回は途中で連れ合いがコーヒーを淹れて持ってきてくれたので、解体しながら美味しく飲んだ。
プラスチックの容器に入れて、水に浸し完了だ!
最後に、皮や肉や内臓は庭を掘って埋めた。
これで、ようやく、アズマヒキガエルの完全な歯と全ての骨がとれる。
さぁー、これから整形外科に行こう!
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