2016年6月14日火曜日

動物たちは今サクランボを食べている。   Carnivora eat cherry, now.

10日の塩水林道・丹沢山・円山木ノ頭・弁天尾根のルートで、
見つけた食肉目(テン、アナグマ、ハクビシン)の糞
Fig.1. 歩いたルートのGPSの軌跡と糞の位置(拡大した図は一番下に)

7:32、 テン糞①
塩水林道のコンクリートの真ん中にあった。生々しい状態だ。
ヤマザクラ果実・種子・果皮・果肉
7:33、古い テン糞②
テン糞①より2メートルくらい離れた沢側の路肩の石の上に、古く雨に洗われている。
ヒミズ右下顎骨部分・第三臼歯・毛、羽毛・軸、骨片、ミズキ蕾・果柄
ミズキの果柄が5個ありと蕾があった。5月中頃の糞のようだ。
こんな古い糞でも水洗いすると花粉が溶け出た黄土色の水となった。
ヒミズもテンに食べられている!
10:10、ハクビシン糞①
ヤマザクラ果実・果皮果肉・種子、単子葉植物
これだけ多量の単子葉植物が糞と一緒に排泄されたのを見たことがない。
これだけ多量だと、きっと腸も綺麗に整腸されたことだろう。
11:33、テン糞③
オオシマザクラ果実・種子・果皮
オオシマザクラの大きな種子であった。
 12:14、ハクビシン糞②
オオシマザクラ果実
これもオオシマザクラの果実がたくさんまとまってある。
12:35、 テン糞④
ウワミズザクラ果実、鳥毛・骨片、膜翅目翅・脚・腹部
ウワミズザクラの種子だった。種皮に皺がなくつるつるして尖っている。
12:45、アナグマ糞
オオシマザクラ果実・種子、植物砕片
この糞を水洗いした途端、水の色が黒紫色になった。オオシマザクラのサクランボを食べたものだったが、黒紫色の水になったので、ヤマグワの果実も含まれているかなっと思ったがヤマグワの種子は無かった。
アナグマ糞は、腐葉が混じるので黒紫色になるのかもしれない。
12:51、テン糞⑤
小哺乳類毛・指骨を含む骨片、昆虫腹部脚外翅、
この小哺乳類がなんなのか不明だ。
14:20、テン糞⑥
ヤマザクラ果実・種子

Fig.2 GPSの軌跡と見つけた食肉目の糞の位置
①~⑥:テン糞の位置、①②:ハクビシン糞の位置、〇:アナグマ糞の位置

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