2016年6月30日木曜日

フウランが匂う! The good fragrance of orchid's flowers.

今から13年前に小豆島のサル調査を行った。
その時に寒霞渓のロープウェーイ山頂駅付近の店で一株のフウランを買った。
今では、フウランNeofinetia falcata named Fuuran in Japanese, it means the wind orchid.鉢は二つになり、それぞれの鉢には6,7株がついており、
良い匂いを辺り一面に漂わせている。
フウランは一株から毎年脇芽が出て大きくなっていく。
フウランもヨウラクランもカヤランも日本産の着生ランなので、全く世話は要らない。
当初は、冬期は室内に洋ランと一緒に取り込んでいた。
しかし、この5、6年はもう、寒風が吹き荒んでいても、庭木に放りっぱなしだ。
セッコクとの交配種と思われるデンドロを同じように真冬の屋外に出しっぱなしにするが、
1、2月頃余りにも寒いとどうしても部屋に取り込んでしまう。
着生ランは風や陽が適度に当たるほど葉や茎ががっちりしたものになる。
そう、あまり肥料をやらなくても良いのだ。根が空気中に露出することで根から空気中の水分ばかりでなく養分をも吸い取っているのだろう。  
梅雨空の中、風雅な香が漂う。   

2016年6月29日水曜日

キンスジコガネ A kind of chafers

今朝、濡れ縁に置いてある鉢にコガネムシが一匹ポトスの葉に隠れるように張りついていた。
調べたらキンスジコガネAnomala holosericea japonicaと判った。
取ろうとするともろくも下に落ちてしまった。

2016年6月28日火曜日

木の枝そっくり!  Just like a branch of a tree!

一昨日の日曜日、連れ合いと生垣を刈った。
この頃はしだいに庭木や生垣の剪定が面倒になってきた。重労働なのだ。
生垣の剪定は両腕を使う運動だ。腕の筋力を必要とする。
しかも、使っている剪定バサミは安物でもう何年も使っているし、砥いでないので切れない。
しかし、バチバチ、カチャカチャと力任せに剪定する。
連れ合いが大声を上げた。
何だ!っと見ても、何だか判らない。
木の小枝とそっくりに擬態している。見事なものだ!
今日は火曜日なので葛西の専門学校へ行ってきた。
朝、JRの東海道線の乗っていた。混んでいる。ぼくはいつものように真ん中辺りで立っていた。
品川で、座っていた人が降りた。しかし、席の前の人は座らないで、周囲を見回している。
と、このぼくに座りませんか?っと声が掛かった。
エ?ぼくにですか?ありがとう御座います!と言って前の人を掻き分けて座らせてもらった。
凄く嬉しくもあり、屈辱的な気持ちでもあった。
朝の通勤電車で席を譲られたのは初めてだ。運動不足のサラリーマンの人にとっては立っていること自体が辛そうな人もいる。そういう人たちに対して申し訳ないような気持にもなった。

昨年、学校の帰りに横浜駅から相鉄線に乗ったら、前の席の3人連れのジャマイカ人から席を譲られて片言の英語で話し合ったことがあった。その時は、学校の帰りで疲れた顔をして背中が丸くなっていたんだなぁーと思った。しかし、今朝はまだ朝7時代で元気溌剌としている顔をしていたと思うのだが、、、、。確かに、髪の毛も髭も白い。それだけで生きていることに疲れて見えたのだろう。

今のぼくは、映画は1000円だし、飛行機は日本全国片道1万2、3千円だ!
さらに、今年から、何だか殆んど無料に近い癌検診や○○検査を受けることができる。
70歳のシルバー人間なんだ。

2016年6月27日月曜日

キノコ、キノコ、また、キノコ Mushroom, biotroph, and fungus.

6月23日の仙台校の3人の学生たちと歩いた続き
初夏の丹沢はベニタケ科のキノコが一杯だ!
 これは、名前が毒だが食べられるドクベニタケ、齧ると苦いのでチシオタケ(チシオハツ)と違い判る。
これもベニタケ科だ!アイタケかな?
これは、面白いキノコだ!裏にヒダはない。チャワンタケ科のキノコだ!
食べられると思ったがゲットしてこなかった。
これもベニタケ科で、キチチタケかな?もちろんゲット!
ベニタケ科のカワリハツ
ホウキタケ科なのはすぐ解るが、同定できず。 
一瞬猛毒のツキヨタケと思ったが、傘の根元を引き裂いてみてツキヨではないことが判った。
キシメジ科のキノコだが、この仲間は多くて調べきれない。しかも、毒キノコも多い。
サルノコシカケの側にあるのは、これはヒイロタケ?
たくさんあった!
サルノコシカケ科タマチョレイタケ属だとさ!
ノボリリュウの仲間だと思ったが、調べきれない。一本採ってくれば良かった。
どうも傘を差しながらの写すので、ピンボケが多かった。
幼菌の時はお猪口状だ!
食べられるウスタケかと思ったが、やはりアンズタケ科のウスタケだ。
このウスタケ、毒キノコと書かれているものもある。
ベニタケ科のキノコはほとんど食べられるが、崩れやすいので採った時にすぐ泥やゴミを取り、キノコが崩れないようにしないと、家に持ち帰った時にボロボロになっている。
そんなキノコをゴミを取り、油で炒めて食べる。それでも同定できない物は捨てることになる。
ヒトヨタケ科のキノコをまだ一度も食べたことがない。崩れやすいし、溶けてしまうからだ。
あー、キノコの詳しい人と一度山を歩いて教わりたいものだ!

2016年6月26日日曜日

テン糞からキイチゴの種子がようやく出てきた!   The seeds of bramble and/or rubus have been eventually contained in the marten's scats.

23日の雨の日に土山峠・辺室山・物見峠・唐沢林道・上煤ケ谷のルートで見つけた
食肉目の糞の内容物

ようやく、テンはニガイチゴRubus microphyllusの果実を食べ始めた。
クワの果実食いも始まるだろう。
アナグマは5月になっても腐葉土層を漁っている。まだ、サクランボやキイチゴの果実が林床に落ちていないので食べられない。

9:50、ハクビシン糞
ヤマザクラCerasus jamasakuraのサクランボ
11:59、アナグマ糞
腐葉砕片、土壌動物外骨格脚、土砂
テン糞はあまり臭わないがアナグマ糞は独特の強い臭いがする。
13:16、テン糞①
ヤマザクラのサクランボ
13:17、テン糞②
 ヤマザクラ種子・果皮・果肉12個、ニガイチゴRubus microphyllus種子、ムカデCentipede脚

上の糞に大量に入っていたニガイチゴの種子。
ニガイチゴの種子の長径は2mm強あるが、モミジイチゴは1.5mmくらいと小さい。
外見だけでは、両種の種子は区別が難しい。

下は、土山峠・辺室山・唐沢林道・上煤ケ谷のGPS上のルートと
ハクビシン糞、アナグマ糞、テン糞を拾った場所。


2016年6月25日土曜日

仙台の元気な二人の女子たち  Two cheerful female students of Sendai Coledge!

7時40分本厚木発宮ケ瀬行きのバスに乗り土山峠で降りる。
小雨の中、これから辺室山に登る前の元気なS.WatanabeさんとR.Hashimotoさんの元気な女子
   と穏やかなK.Kikuchi君。
8:38、出発だ!
9:21、アズマヒキガエルを見つけ、手の上に乗せたのはもちろん、キバビルを手に取ったS.Watanabeさんだ!ぼくは、ガマを舐めたり、口に入れたりするなよ!と注意する。
9:26、ミヤマシキがもうほとんど食べ尽されそうだ。カモシカの仕業だ!
今日は、フィールドサインの見てもらうことなので、食痕があって先ずは一安心。
9:28、イノシシの掘り起こしの跡がいっぱいだ!
9:38、これは、シカが齧ったのだ。歯型を見て!
9:50、これは、ハクビシンの糞だ!オオシマザクラのサクランボを食べたようだが、
詳しく調べたいので少しお持ち帰りだ!
10:04、R.Hashimotoさんがこの木屑は何?っと尋ねられる。かなりピンとがボケている。
ゴマダラカミキリの幼虫のテッポウムシが木の幹に入り込んで木屑を出しているんだ。
その木屑がでてくる穴もあった!
10:20、おー!これはシカの食痕だ!歯型が残っている。
下から上に向けて剥したようだ。
樹皮を全部食べたようだ。回りに向いた?齧った樹皮が落ちていない。
シカの下顎第一切歯の歯型がついている。
10:43、これは、カモシカの角砥の痕だ!新しい!
でも、どうして今の時期に?
10:49、辺室山山頂で記念写真だ!休みたいが、座ることができない。休み台の上は雨水で濡れている。学生たち、山の恰好をしているようだ。
11:41、峠の祠の辺りの笹竹は全て完全に枯れてしまった。
酸性雨の影響?
11:59、アナグマ糞だ!もちろん、ゲット!
アナグマが穴も掘らずにウンチをしたようだ。
12:06.唐沢林道に辿り着く。雨はもう降っていない。が、霧が濃い。トリアシショウマだ!
物見隧道のトンネルの中で、お昼をたべようと思ったが、トンネル内も濡れていて、
座れるような場所がない。雨が上がったようなので、明るい場所を見つけ、林道に座ってお昼にしていたら、トンネルの方から車が2台来る。
座るとヒルがさわさわ寄ってくる。ぼくの帽子にもヒルが付いている。
12:53、林道沢側のアカメガシワが食われている。カモシカの食痕だ!
13:16、サクランボのテン糞だ!
13:17、沢側路肩にテン糞だ!これはクワとモミジイチゴを食べたかな?
調べるの楽しみだ!
13:58、フジウツギだ!
14:24、え?ヤマブキが食べられている。カモシカの食痕か!
14:27、おー、サルの足跡があった!
14:31、ヨウシュヤマゴボウの食痕だ!シカが食べたのだ!
こうやって、土山峠から物見峠までは雨模様でしたが、唐沢林道に出てからは時々晴れ間ものぞくような天気となり、濡れていた衣類も歩きながら乾きました。
上煤ケ谷15:00発本厚木駅のバスに乗り、長いようで短い山歩きが終わった。
彼らは太腿が筋肉痛になったかな?

2016年6月24日金曜日

女の子がキバビルを手に! The special leech which transfered on a hand to hand of a female student

昨日は、前々からこの日に丹沢歩きが決まっていた。
でも、梅雨の雨模様でどうすか迷った。
しかし、前日の夕方のアメダスの雲の動き、天気予報を睨んで、決行とメールした。
メールした相手は、仙台に住んでいる20歳の若者だ。
彼らは、ぼくが今通っている専門学校の姉妹校である仙台校の学生3人だ。
どうしても丹沢の山を歩いてみたいようだ。
どんな場合でも前夜に仙台発新宿着の夜行バスに乗ってくるのだ。
ぼくの丹沢のフィールドワークの邪魔をしないで歩きたいというのだ。
それで、朝、7時半に本厚木発宮ケ瀬発のバスに乗るために、彼らはやってきた。

ぼくは、この彼らの行動に脱帽だ!
15年くらい前の学生たちの心意気を仙台校の学生たちは持っている!

バスを降りても雨が降る。
でも、ぼくは「君等は今日は雨だと!覚悟しているから。このまま行きます」と土山峠で宣言する。
すぐ、ヒルだ!

ぼくの頭の中のアメダスでは本降りにはならなく、霧雨状態が続くと思っていた。
が、本格的な降り方だ!
ぼくは雨具の上着を着て、傘を差す。
ストックを持ってきているが、とても使えない。ヒルが、次々に登ってくる。
それでも稜線に出るとヒルが減った。
雨も霧雨状態になったので、ぼくは上着を脱ぎ、傘だけにする。
学生のS.Wさんは上を脱ぐ。他二人は着たままだ。さぞ、暑いだろう。
霧雨状態も止み、少し対岸の斜面が見える。が、すぐ霧状態となる。
 先週17日の専門学校の丹沢実習で、清川トンネルでY.Matushimaさんが持ってきたキバビルを
Tsuruta君がペットとして飼うとお持ち帰りした。
今日も唐沢林道を歩いていて、キバビルを見つけた。
大きなミミズを吸い込んで食べてしまうが、血は吸わない。っと云ったら、Saya Watanabeさんが
キバビルを手づかみして、下の写真のように自分の右手から左手へと移動させてた。
キバビルは固いと云う。で、ぼくも人差し指に乗せて触ってみる。ウン!固い!
オソるオソる見ていた他の二人も触る。
女の子がキバビルを手に乗せたのを見たのは初めてだ!
もちろんぼくも指に乗せて触ったのは初めてだ!

2016年6月23日木曜日

丹沢実習

今日は、雨の中の山歩き!
ちょっと晴れ間が見えた!
凄いヒル、ヒル、ヒル!
唐沢林道から見えた清川村。

2016年6月21日火曜日

やはりサクランボを食べている!   They still eat cherries.

先週金曜日6月17日の丹沢実習で見つけ拾ったテン糞①~⑤とハクビシン糞〇の位置。
テン糞は全てハタチガ沢林道であった。
湖岸林道や堤川林道を含めて何故糞を見つけられなかったのかちょっと不思議だ!

13:08、テン糞①
ヤマザクラ果実
13:22、テン糞②
ヤマザクラ果実
13:24、テン糞③
ヤマザクラ果実
13:31、テン糞④
オオシマザクラ果実
13:34、テン糞⑤
ヤマザクラ種子・果皮
14:18、ハクビシン糞
ヤマザクラ果実

テン糞④がオオシマザクラを食べていたが、他はハクビシンを含めて全てヤマザクラのサクランボを食べていた。
ヤマグワかモミジイチゴの種子が出てくるかと期待したが、どうもまだサクランボ食いに
徹しているようだ。今週辺りからヤマグワ食いが始まるかな?