2016年3月12日土曜日

フィールドサイン 糞     Field signs:Dropping (Scats)

3月8日の土山峠・宮ケ瀬尾根で見つけた哺乳動物の糞についてアップする。
2、3日前と思われるサル糞が仏果山登山口から土山峠までのバス道路や土山峠からの湖岸道路沿いにいくつもあった。
①10:03、サル糞 
冬芽と樹皮を食べたものだ。
②10:11、テン糞
湖岸道路のサル糞の近くにあったので、サル糞かと思った。
クマヤナギの種子が浮き出ている。洗うとたくさんのクマヤナギの種子の他にクマノミズキの種子が2個出てきた。さらに、エビヅルの種子が12個あった。
テンが落下して枯れ葉に埋まっている果実を探し出して食べたのだ。
それともまだ枝に残っている果実を見つけて食べたのだろうか?
③10:14、テン糞
明らかに、マメガキを食べた糞だ!
④10:59、タヌキ糞
沢から宮ケ瀬尾根につづく尾根を登っていると、タヌキ糞だ。どれを持ち帰ろうか迷ったが、一番上に乗っている糞塊を拾った。
キブシの種子の固まり(果実の中身)、オオウラジロノキの果皮、15ミリ四方暑さ4ミリの骨片、哺乳類の3-6センチの毛、5-10ミリ四方の軟骨2個。
骨片の大きさと、毛から考えてカモシカの死骸を骨まで食べたようだ。
⑤11:05、カモシカ糞
東丹沢ではシカの個体数調整のための射殺が行われているせいか、シカに遭遇しなくなったばかりか、シカ糞も見なくなった。さらには、カモシカ糞はよく見るのにこのところカモシカにも遭わなくなった。射殺の影響で人を警戒するようになったのだろう。
⑥11:37、タヌキ糞
キブシ種子、ケンポナシ種子5個、多数の土壌動物の外皮、外骨格、脚、翅
⑦11:59、タヌキ糞
マメガキ種子8個、サルナシ種子、昆虫脚、腐葉砕片、土砂
それにしても野生動物たちの食物は貧弱だ。
テンが落下した果実食いを本当にしているのかな?でも、そうとしか考えられない。
テンが林床の枯れ葉をかき分けながら、まるでアナグマかタヌキのように食物を探すこともあるんだ。
下の地図は、今回歩いたGPSの軌跡図。①~⑦は上記のそれぞれの糞の位置だ。
大棚沢駐車場から土山峠まで歩き、そこから湖岸道路に沿って清川トンネルに通じる山道に入って、ストックをヤマアカガエルの卵塊があった場所に忘れきたことに気が付き戻る。
で、今度は気が変わり岩のピークに通じる尾根を登ったのだ。
また、今夜も卒業生たちとの呑み会に誘われている。一昨日は飲み過ぎた。
どれだけ、吞まないようにできるかだ!飲む量を抑えなければダメだ!
ウィスキーをちびりちびりやろう。

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