昨日のTCA専門学校の丹沢実習は本厚木7時40分発宮ケ瀬行のバスにのり、仏果山登山口で降りて、向山トンネルを潜って宮ケ瀬やまびこ大橋を渡らずにそのまま進み横根の尾根にとりついた。沢に入るルートはゲートによって閉ざされている。仕方なく道路の山側に作られた1.8メートルくらいのコンクリートで作られた壁をよじ登らなければならない。ぼくは一人ではもう軽やかに登れない。アシスタントのY.M君にお尻を押し上げてもらい。そこからゲート内側の斜面に入り、コンクリートの法面の端の斜面を立木をつかみながらよじ登る。
9:15、イノシシが掘り起こした跡がある。この木の根元に何がいたのだろう?
下から10分くらいかけて尾根で出る。皆、汗だくだ。
尾根はなだらかな登りだ。
9:20、あちゃー、ちゃんと北東側の斜面からの経路がついている。
9:39、不思議なオトシブミだ。
この揺り籠の葉を一枚一枚広げて剥した。モミジの仲間の葉が巻かれている。
5、6枚目を剥いた時に中に2ミリにも満たない幼虫がいた。チョッキリがやったんだと判った。
この幼虫の親の名前を昨日のやまぼうしさんのブログで知った。
時々、ここはどこにあたるか?2万5千分1の地形図で自分たちの立っている場所を推定させる。
10:11、リスの巣材が落ちている。
10:29、ヤマボウシの花はまだ真っ白になっていない。
10:31、キノコだ!マツオウジだ!ぼくが少し齧って食べてみせると学生たちは「先生、毒キノコだったらどうするの?」っと心配してくれる。「大丈夫、知っているキノコだ!」
苦い!まずい!家で食べるために3個ゲットしてくる。
10:54、シカの爪先だ!
何と、学生たちはこのシカの爪先とすぐ横にあった再び落ちていたリスの巣材を見落としていく。
ぼくは、大きな声で云う。「何見て歩いているんだ!」
10:59、またも、あのオトシブミだ。
ハマキチョッキリ属Byctistiniのイタヤハマキチョッキリがエンコウカエデ?の葉をまとめたんだ。
それが、先日の台風から熱帯低気圧に変わった強風で枝から落ちたのかな?
11:03、ギンランを見つけた。
高取山山頂に辿り着き、一休み。
11:17、展望台の下の地面を歩く、甲虫が、、、甲虫類が好きだちうK君がハンミョウの仲間に近いと云う。
うん、K君が正解だった。調べるとツチハンミョウだ!
ハンミョウ科とは別のツチハンミョウ科で、毒をもっている昆虫のようだ。捕まえると関節からだす黄色の液体が弱い皮膚につくと水脹れをおこすようだ。
展望台に登り、これから行く仏果山や鉄塔やアンテナが見える大山、小屋が見える蛭ヶ岳を説明する。
11:31、もう、イヌザクラの花は散りかけている。が、葉にワタアブラムシの仲間が一杯だ。
このアブラムシがついた葉を一枚取ってきた。まだ、元気に動き回っている。が、同定できない。
11:38、高取山をあとにして宮ケ瀬越方面に下っていくと、ヤマツヅジが満開だ。
高取山にいた時に宮ケ瀬湖畔から登ってきた単独行のおじさんが、ぼくらがヤマツツジに見とれている時に追い越して行く。
12:25、仏果山に着く。いき、あのおじさんがお昼を食べていた。ぼくらもお昼だ。
ぼくは、暑いので、今年になって初めて上着を脱いで下着シャツ一枚になった。
13:03、出発前の集合写真だ。今回は女子二人と男子一名が欠席。寝坊だろうとのことだ。
仏果山からの見晴しの良い岩場の下りの両側のカナウツギはまだ蕾だ。
14:28、切り株にトゲアリのコロニーだ!
テン糞を拾い、エビネを鑑賞し半原越を目差したが時間を考えて取り止め、古い林道を通って坂尻まで下った。
今回の横根の尾根に登った途中からのGPSの軌跡だ。
今回も雨が降ったのにも関わらず山は乾き、ヒルは出てこなかった。
15:42、坂尻バス停に着き、16:02発のバスに乗り込んだ。
15:42、坂尻バス停に着き、16:02発のバスに乗り込んだ。
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