ジャイプルからデリーに入ると、日本からの工場団地が延々と続いていた。
インドの高い技術と安い労働力を目当てにしているのだ。
車や人の洪水が続く中で、これまでに目にしなかった人々が目に飛び込んでくる。
始めは、あんなところでアンモックを吊って寝ていると思っていた。
あるいは、エ、こんな路上で寝ている人がいると思っていた。
家を持たない貧しいホームレスの人たちかな?と思った。
ガイドのジョイさんによると最下層の人たちのようだ。
道路の植え込みの中や路側帯や木陰を利用して暑さを凌いでいる。
ここでは、女性が小さなアカンボウを持って、路上に直に座っている。
三人の子供を持ったお母さんなのだろうか?
歩道のコンクリの上に座っている。どうも、何かを食べているようだ。
このお母さんは4人の痩せた子供たちを前にしている。
右端の子の後ろに赤い花束が見える。
こんな所に座っているだけで、喉がカラカラになりそうだ。
上のお母さんもそうだが、何だか3歳から6,7歳の小さな子供たちが多い。
生まれてきた子供の中で5,6歳まで生きることができるのは何パーセントくらいいるのだろう?
上のお母さんもそうだが、何だか3歳から6,7歳の小さな子供たちが多い。
生まれてきた子供の中で5,6歳まで生きることができるのは何パーセントくらいいるのだろう?
右手前にいる子は彼らのお姉ちゃんかな?
この女子の左手には花束だ。
車が止まると彼らが寄ってきて、右手を口に持っていき口をもぐもぐさせる動作をする。
何か食べ物を欲しいということなのだ。
そんな小さな女の子が突然とんぼ返りを何度も見せる。
このような路上生活者は不可触民(ダリット)と差別されている人たちである。
以下は、帰国後彼らのことが知りたくて調べた。
ヒンズー教の社会はヴァルナとジャーティ制(勉強中でカースト制とは異なる。)からなり、その制度の枠外にも入らない人々の不可触民がいるのだ。
彼らは、糞尿や死体を片づけたりの人がもっとも嫌がる仕事を引き受けているようだ。
公立の病院や学校は不可触民の子供たちも無料で行けるようだが、果たして就学率はどのくらいなのだろうか?履く靴も無い、着ていく服も無いような子供も就学できるのであろうか?
学校では弄られたり差別されたりするであろう。
学校では弄られたり差別されたりするであろう。
インドでは男尊女卑が激しく、特に不可触民の少女や女性がレイプに遭って、殺される事件も頻発しているようだ。IT化、工業化が加速する中で、シュードラや不可触民たちが人としての生活できる道は就学して学業を積み工場労働者となることのようだ。
インドは経済発展の著しい途上国BRICsの一員であるが、
日本でのぼくらの生活はBRICsを含む途上国の安い労働者を低賃金で搾取することにより
成り立っているということが良くわかる。
今日、大棚沢駐車場に駐車して、土山峠・宮ケ瀬尾根・熊ノ爪・辺室山と歩いてきた。
上は霧雨だった。
日本でのぼくらの生活はBRICsを含む途上国の安い労働者を低賃金で搾取することにより
成り立っているということが良くわかる。
今日、大棚沢駐車場に駐車して、土山峠・宮ケ瀬尾根・熊ノ爪・辺室山と歩いてきた。
上は霧雨だった。
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