2014年6月12日木曜日

フクロウのペリットから出てきた骨や歯:3   The bones and teeth that were found in the pellets of Ural owl:3

湯河原白銀林道のペリット3
持ち帰ったフクロウのペリットを6月9日のやり方で骨片や歯を取り出した(下の写真)。
上段Aは頭部の骨片(詳細は下で)
B:肩甲骨でネズミ科のもの、C:上腕骨でネズミ科のもの、尺骨と橈骨もネズミ科のもの。
D:大腿骨3本の内、中の大きいのはネズミ亜科のもので、左はヒミズ、右のはジネズミかな?脛骨・腓骨の左の3個はネズミ科のもの、右2個は不明。
E:腓骨と肋骨(曲がっているもの)
F:尾骨や脊椎骨
G:ツメ(ヒミズ?)
H:指骨?不明骨片
I:哺乳類の骨ではない。鳥かカエルのものと思われる。
上記のAの頭部の部分を細分した。
A:上の4本は齧歯目の左上顎の切歯で、上の2本はネズミ亜科の切歯、
真ん中の小さな切歯はカヤネズミのもの?それともヤマネ?
下の2個はカヤネズミorヤマネの左下顎の切歯だ。
B:左はネズミ亜科の左上顎の切歯、右はネズミ亜科の左頬骨と上顎
C:左側は左下顎で上はハタネズミ亜科、下はネズミ亜科のもので、
右側は2個ともネズミ亜科のもの。
D:○で囲った左はハタネズミ亜科の臼歯、右の小さなのはヒミズの臼歯、上の臼歯はネズミ亜科のものと思われる。
E:はヒミズの頭骨の前部で底面から見たもの。
昨日は2日連続の学校だったので疲れて早寝、今朝は4時に起きて、ペリットを分類同定したが、
手持ちのネズミたちの標本があまりにも少ない。
今、以前isa隊員ややまぼうしさんから頂いたヒメヒミズやカヤネズミを腐らしているが
早く骨を見たい。
やまぼうしさんから頂いたカヤネズミは貴重な骨の標本になりそうだ。
動物タンパク分解酵素を混ぜないでやっている。
庭の水道栓の横に置いたジャムの入っていたビンに浸している。雨が上がったら見てみよう。

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